無人店舗を運営するうえで欠かせない設備の一つが、顧客自身で会計を完結できるキャッシュレス決済端末やセルフレジです。クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応すれば、スタッフをレジに常駐させる必要がなくなり、人件費削減や24時間営業にもつなげられます。
ただし、製品によって対応する決済方法やPOS機能、防犯対策、サポート体制、導入費用は大きく異なります。
本記事では、無人店舗向けキャッシュレス決済端末・セルフレジのおすすめ7製品を比較し、選び方や料金相場、メリット・注意点まで詳しく解説します。
【迷ったらこれ!】無人店舗向けキャッシュレス決済端末おすすめTOP2比較表
| 🥇スマレジ | 🥈CASHIER |
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| 5.0 | 4.9 |
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無人店舗向けキャッシュレス決済端末の種類

無人店舗向けキャッシュレス決済端末には、大きく分けてセルフレジ型、現金併用型、券売機型、AIを活用したレジレス型があります。店舗の業態や予算、取り扱う商品、無人化したい範囲を明確にしたうえで最適な方式を選ぶことが重要です。
キャッシュレス専用セルフレジ型
キャッシュレス専用セルフレジ型は、顧客が自分で商品を登録し、クレジットカード・電子マネー・QRコードなどで支払う仕組みです。自動釣銭機を設置する必要がないため、現金対応型に比べて機器構成をシンプルにしやすく、省スペース化や初期費用の削減にもつながります。
釣銭の補充や売上金の回収、現金過不足の確認といった業務も発生しません。無人販売所、オフィス内売店、冷凍食品店、スイーツ店など、少人数・無人で運営する店舗と特に相性のよい方式です。
中島一方、現金しか利用しない顧客が購入できなくなるため、客層を踏まえて導入する必要があります。
現金・キャッシュレス対応セルフレジ型
現金・キャッシュレス対応セルフレジ型は、クレジットカードやQRコード決済だけでなく、紙幣・硬貨による支払いにも対応するタイプです。自動釣銭機とPOSレジを連携させれば、顧客が商品登録から支払いまで自分で完結できます。
キャッシュレスを利用しない高齢者や現金派の顧客にも対応できるため、スーパーや売店など幅広い客層が利用する店舗に適しています。ただし、自動釣銭機を追加することで本体価格が高くなるほか、釣銭補充や売上金回収も必要です。



完全無人化を重視する場合は、現金管理に必要な作業まで含めて運用方法を検討しましょう。
タッチパネル・券売機型
タッチパネル・券売機型は、画面上の商品やメニューを顧客が選択し、そのまま決済まで行えるシステムです。飲食店やテイクアウト専門店、無人販売店、施設内売店などで利用しやすく、商品にバーコードを付けにくい業態にも適しています。
画面上に商品画像やカテゴリーを表示できれば、顧客は直感的に商品を選択できます。キャッシュレス専用にすることで機器をコンパクトにすることも可能です。
また、注文データをキッチンプリンターやPOSへ送れるシステムを選べば、注文受付から会計まで自動化できます。商品数が多い場合は画面の操作性も確認しておきましょう。
AIカメラ・センサーを活用したレジレス型
AIカメラ・センサー型は、店内に設置したカメラや重量センサーなどを利用して、顧客が手に取った商品を自動認識する仕組みです。従来のセルフレジのように商品バーコードを一つずつ読み取る必要がなく、会計エリアへ進むだけで購入商品が表示されるシステムもあります。
代表例のTTG-SENSEでは、AIカメラと重量センサーによって購買行動を追跡し、取得した商品をレジへ自動表示します。レジ業務そのものを大幅に削減できるため、本格的な無人店舗や24時間店舗を目指す場合に有力です。



一般的なセルフレジより設備規模が大きくなりやすいため、費用対効果の確認が重要です。
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無人店舗向けキャッシュレス決済端末おすすめ7選
無人店舗向けキャッシュレス決済端末を選ぶ際には、端末価格だけでなく、対応決済、POS・在庫管理、セルフ操作のしやすさ、障害時のサポートまで比較することが大切です。ここでは省人化・無人化に活用しやすい7製品を紹介します。
| 製品名 | おすすめ業種 | 価格目安 | 月額費用 | 決済方法 | 特徴 | サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スマレジ セルフレジ | 小売店・無人販売店 | 約64.9万円~ | 19,800円~ | 現金・クレジット・電子マネー・QRコード | iPadを活用したクラウド型セルフレジ。バーコード読取対応で、自動釣銭機との連携も可能。 | 365日電話サポート |
| CASHIER セルフレジ | 無人店舗・小売店 | キャッシュレス専用:約48万円~現金対応:約158万円~ | 9,400円~ | 現金・クレジット・電子マネー・QRコード | レシートプリンター・バーコードスキャナー内蔵。多言語・音声案内対応。 | 電話・メール・駆けつけサポート |
| POS+ selfregi | 小売店・物販・チケット販売 | 要問い合わせ | 14,000円~ | クレジット・電子マネー・QRコード・現金対応可 | 商品スキャン・画面選択の両方に対応。在庫管理や複数店舗管理も可能。 | 365日電話・全国駆けつけ・トレーニング |
| USEN セルフレジ | 飲食店 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 現金・クレジット・電子マネー・QRコード | 飲食店向けセルフ精算機。5言語表示対応でUSENレジと連携。 | 24時間365日サポート |
| TTG-SENSE | レジレス店舗・24時間無人店舗 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | クレジット・電子マネー・QRコード・現金(オプション) | AIカメラと重量センサーで商品を自動認識。バーコード読み取り不要。 | コンサル・リモート・駆けつけサポート |
| WILLPOS-Self | スーパー・食品店 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 現金・キャッシュレス | 東芝テック製セルフレジ。画像認識スキャナーで青果にも対応。 | TEC保守サービス・コールセンター |
| HappySelf | スーパー・小売店・省人店舗 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 現金・クレジット・電子マネー・QRコード | フルセルフ・対面セルフ・セルフ精算を切替可能。キャッシュレス専用モデルも用意。 | 24時間電話サポート |
スマレジ セルフレジ|株式会社スマレジ


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・iPadを活用した比較的コンパクトな構成にできる ・商品選択から決済まで顧客自身で操作できる ・現金とキャッシュレスの両方に対応できる ・バーコード読み取りによる商品登録に対応している ・クラウドPOSを基盤として店舗運営を管理しやすい | ・セルフレジ利用には対象プランと別途契約が必要 ・現金対応には自動釣銭機などの周辺機器が必要 ・完全無人店舗では別途防犯・トラブル対応の仕組みが必要 |
スマレジでは、通常のスマレジ・アプリをセルフレジモードに切り替えることで、顧客自身による商品選択や会計が可能です。バーコードスキャナーによる商品登録にも対応し、キャッシュレス決済端末を接続すれば現金を扱わない店舗にも利用できます。
また、自動釣銭機を連携させることで現金決済にも対応可能です。2026年7月更新の公式情報では、セルフレジ機能の利用にはプレミアムプラスプラン以上の契約とセルフレジ利用契約が必要とされています。
無人販売店から省人化店舗まで、店舗に合わせて柔軟な機器構成を作りたい事業者に向いています。
| 価格例 | 約64.9万円 |
|---|---|
| 月額費用 | 月額19,800円 |
| 新札対応 | ◯ |
| サイズ | 横幅600mm高さ 1400mm程度奥行390mm |
| サポート体制 | 365日電話サポート |
CASHIER セルフレジ|株式会社ユニエイム


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・顧客自身でバーコード読み取りから会計まで完結できる ・キャッシュレス専用と現金対応から選択できる ・レシートプリンターとバーコードスキャナーを内蔵 ・日本語・英語・中国語・韓国語に対応 ・公開料金があり導入費用を把握しやすい | ・現金対応型はキャッシュレス専用型より本体価格が高い ・月額利用料が継続的に発生する ・無人運営には別途防犯カメラなどの対策が必要 |
CASHIERのセルフレジは、顧客自身が商品バーコードを読み取り、そのまま支払いまで行えるシステムです。Androidベースの一体型端末にレシートプリンターとバーコードスキャナーが内蔵されており、省スペースで設置できます。
キャッシュレス専用の場合、セルフレジ端末158,000円、月額7,000円からで導入可能です。自動釣銭機付きは端末958,000円、月額9,000円からです。
多言語表示や音声ガイダンスにも対応しており、24時間営業の省人化店舗への導入事例もあります。比較的料金体系が分かりやすい点も魅力です。
| 価格例 | 158万円〜(キャッシュレス専用48万〜) |
|---|---|
| 月額費用 | 9,400円〜 |
| 新札対応 | ◯ |
| サイズ | 横幅400mm高さ 1759mm程度奥行435mm |
| サポート体制 | 電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート |
POS+ selfregi|ポスタス株式会社


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・商品登録から支払いまでセルフ化できる ・バーコードスキャンと画面の商品選択に対応 ・クレジット・電子マネー・QRコード決済に対応 ・POSと連携して売上や在庫を管理しやすい ・365日対応のコールセンターなどサポートが充実 | ・詳細な導入料金は個別確認が必要 ・機能追加によって費用が増える可能性がある ・店舗構成によって周辺機器の選定が必要 |
POS+ selfregiは、大型タッチパネルを使って商品スキャンから支払いまで顧客自身で進められるセルフレジです。バーコードを読み取る方式だけでなく、画面から商品を選択する会計モードも利用できるため、物販店だけでなくチケット販売や商品引換を行う店舗にも利用できます。
クレジットカード・QRコード・電子マネーなどのキャッシュレス決済にも対応しています。また、POS+ retailでは在庫をリアルタイムで管理でき、本部から複数店舗の売上・在庫を一元管理することも可能です。
365日対応のコールセンターや全国駆けつけサポートが用意されている点も、無人・省人店舗では大きなメリットです。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 14,000円〜 |
| 新札対応 | ◯ |
| サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
| サポート体制 | トレーニングサポート、365日電話サポート、全国駆けつけサポート |
USEN セルフレジ|株式会社USEN


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・現金・クレジット・電子マネー・QRコードに対応 ・キャッシュレス専用運用も可能 ・日本語を含む5言語表示に対応 ・POSレジと会計情報を連携できる ・全国規模の設置・保守体制を利用できる | ・基本的に飲食店向けの後精算システム ・USENレジとの連携が必須 ・導入価格は問い合わせが必要 |
USEN セルフレジは、飲食後の会計伝票を顧客自身で読み取り、支払いまで行える飲食店向けセルフ精算機です。現金に加えてクレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応し、USEN PAY A35のみを組み合わせればキャッシュレス専用機として運用することも可能です。
表示は日本語・英語・韓国語・中国語の簡体字・繁体字に対応しています。公式サイトではカード決済2.38%~、電子マネー3.24%~、QRコード3.00%~の手数料例も掲載されています。
一般的な物販無人店舗より、無人・省人運営を進めたい飲食店やセルフ会計型店舗との相性が良い製品です。
| 初期費用 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| 決済方法 | 現金 クレジットカード 電子マネー QRコード決済 |
| 収納枚数 | 要お問い合わせ |
| サイズ | W395~500㎜×D395~778㎜×H646~1,644㎜ |
| サポート体制 | 専用サポートセンター:24時間365日対応 |
TTG-SENSE|株式会社TOUCH TO GO・東芝テック株式会社


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・顧客による商品バーコードのスキャンが不要 ・AIカメラと重量センサーで商品を自動認識できる ・店舗スタッフをレジへ常駐させる必要がない ・24時間営業の無人店舗を構築しやすい ・大型店舗から小規模スペースまで柔軟に展開できる | ・一般的なセルフレジよりシステム構成が大規模 ・導入料金は個別見積もり ・店舗設計や商品配置を含めた導入検討が必要 |
TTG-SENSEは、株式会社TOUCH TO GOが提供する無人決済店舗システムです。店内のAIカメラと重量センサーによって顧客の購買行動を追跡し、手に取った商品を自動でレジへ表示するため、顧客自身によるバーコードスキャンを省略できます。
店舗面積200㎡規模から省スペース店舗まで対応でき、内装工事を必要としない構成も用意されています。2026年2月には羽田空港第1ターミナルのファミリーマートにも導入されています。
東芝テックとの協業による店舗導入実績もあり、本格的にレジ業務そのものをなくしたい無人店舗に適した選択肢です。
| 初期費用 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| 決済方法 | ・現金(オプション) ・クレジットカード ・電子マネー ・バーコード決済 ・社員証決済(オプション) |
| サポート体制 | 導入前後のコンサル、かけつけ/リモートサポート |
WILLPOS-Self|東芝テック株式会社


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・顧客自身で商品登録から会計まで行える ・現金決済に対応した自動釣銭機を搭載できる ・バーコードの読み取り精度が高い ・青果などを識別できる画像処理式スキャナーを搭載 ・大手小売業向けPOSメーカーの保守体制を利用できる | ・導入価格は公開されておらず見積もりが必要 ・小規模店舗には設備が大きい場合がある ・完全無人化には別途店舗全体の防犯対策が必要 |
WILLPOS-Self SS-900シリーズは、東芝テックが提供する小売業向けセルフレジです。顧客が迷いにくい操作性と省スペース設計を重視しており、現金対応モデルでは硬貨・紙幣釣銭機を組み込めます。
独自の画像認識技術を利用した高精度スキャナーを搭載し、通常のバーコードだけでなく、青果を色や模様から識別できる点も特徴です。また、硬貨釣銭機が満杯になった場合に自動で回収袋へ出金する機能など、セルフレジを止めにくくする仕組みも備えています。
スーパーや食品店など商品点数が多く、安定したセルフ会計環境を構築したい店舗に適しています。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| サイズ | 1035(W)×690(D)×2137(H)mm(SS-N1C) |
| 構成内容 | – |
| サポート体制 | TECブランド商品の保守サービス、コールセンターを設置 |
HappySelf|株式会社寺岡精工


| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・フルセルフレジとして運用できる ・対面セルフ・セルフ精算などへ切り替えられる ・現金・キャッシュレスの両方に対応できる ・キャッシュレス専用の省スペース型も用意されている ・売上・顧客データをクラウドで管理できる | ・本体価格は個別問い合わせが必要 ・高機能な構成では導入費用が高くなりやすい ・無人店舗化には防犯・監視設備も検討する必要がある |
HappySelf(G3)は、フルセルフ、対面セルフ、セルフ精算機など店舗状況に合わせて運用方法を変更できる寺岡精工のマルチセルフレジです。稼働中でもボタン操作でモードを切り替えられるため、日中はスタッフが対応し、深夜帯はセルフ運用にするといった柔軟な店舗づくりにも活用できます。
また、自動釣銭機を搭載しないキャッシュレス専用スタンドタイプも用意されています。TERAOKAの決済サービス「Payoss」と組み合わせれば、POSレジとキャッシュレス決済を連動可能です。将来的に有人・省人・セルフ運営を切り替えたい店舗にも適しています。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| サイズ | – |
| サポート体制 | 24時間電話サポート |
無人店舗向けキャッシュレス決済端末の選び方


無人店舗ではスタッフがその場で会計をサポートできないため、単純な価格比較だけで決済端末を選ぶのはおすすめできません。対応決済、操作性、POS連携、遠隔管理、サポート、防犯対策まで含め、店舗を安定して無人運営できるか確認しましょう。
クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に幅広く対応しているか
無人店舗では、できるだけ多くの顧客が普段利用している決済方法を使える環境を整えることが重要です。VisaやMastercard、JCBなどのクレジットカードだけでなく、交通系IC、iD、QUICPay、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAYなどへの対応状況も確認しましょう。
キャッシュレス専用店舗では、利用できない決済ブランドが多いほど販売機会を逃す可能性があります。また、対応ブランド数だけでなく、それぞれの決済手数料も確認が必要です。



客単価や決済比率を想定し、利用頻度の高い決済方法を低い手数料で利用できるサービスを選ぶことがポイントです。
顧客だけで商品登録から決済まで完結できるか
無人店舗では、スタッフの操作を必要とせず、顧客だけで一連の購入手続きを完結できることが重要です。バーコードを読み取った後にスタッフ承認が必要なシステムでは、完全無人運営に向きません。
商品登録、数量変更、支払方法選択、キャッシュレス決済、レシート発行まで顧客自身で進められるか確認しましょう。また、初めてセルフレジを利用する人でも操作できるよう、画面表示が分かりやすいことも重要です。



音声ガイダンスや多言語表示を備えたシステムなら、高齢者や訪日外国人が多い店舗でも利用しやすくなります。
売上・在庫を離れた場所から確認できるか
無人店舗ではオーナーや管理者が常時店舗にいないため、売上や在庫状況を遠隔確認できるクラウド型POSが便利です。リアルタイムで売上を確認できれば、店舗へ出向かなくても当日の売上や時間帯別の販売状況を把握できます。
また、在庫数を管理できるシステムであれば、欠品しそうな商品の補充タイミングも判断しやすくなります。複数の無人店舗を展開する場合は、店舗ごとの情報を一つの管理画面で確認できるかも重要です。



レジの省人化だけでなく、売上集計、在庫確認、商品分析などバックオフィス業務まで効率化できる製品を選びましょう。
エラーや通信障害が発生した際のサポート体制が整っているか
無人店舗では決済端末にエラーが発生すると、店舗スタッフがその場で解決できません。決済不能状態が長時間続けば、その間の売上を失う可能性があります。
そのため、電話サポートや遠隔操作、現地駆けつけ対応などが利用できるか確認しましょう。特に24時間営業を行う場合は、サポート受付時間が店舗の営業時間をカバーしているかが重要です。
例えばPOS+では365日対応のコールセンターや全国駆けつけサポートが提供されています。端末価格が多少高くても、障害時の復旧体制が整っているサービスのほうが無人店舗では安心して運営できます。
防犯カメラや入退店管理システムと組み合わせやすいか
無人店舗では、会計システムだけでなく万引きや未払いへの対策も必要です。店舗内に防犯カメラを設置し、商品棚やセルフレジ周辺を記録できる環境を整えましょう。
高価格商品を取り扱う場合には、QRコードや会員認証を利用した入退店管理システムを導入する方法もあります。また、商品スキャン忘れを検知する仕組みや重量センサー、AIカメラなどを組み合わせれば、不正の抑止につながります。



TTG-SENSEのようにAIカメラと重量センサーを利用して商品取得を認識するシステムもあるため、店舗の商品単価やリスクに合わせて防犯レベルを検討しましょう。
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無人店舗向けキャッシュレス決済端末の導入費用・料金相場


無人店舗のキャッシュレス化にかかる費用は、単体の決済端末を導入する場合と、セルフレジやAI無人決済システムまで構築する場合で大きく異なります。本体価格だけでなく、月額利用料や決済手数料まで含めた総コストで比較しましょう。
決済端末・セルフレジの本体価格
無人店舗向けシステムの本体費用は、構成によって数万円から100万円以上まで幅があります。キャッシュレス決済端末だけであれば数万円程度から導入できる製品がありますが、バーコードスキャナーやレシートプリンターを備えたセルフレジでは10万円以上になるケースが一般的です。
さらに自動釣銭機を追加すると大幅に価格が上がります。例えばCASHIERでは、キャッシュレス専用セルフレジ端末が158,000円、現金対応の自動釣銭機付き端末が958,000円と案内されています。
AIカメラや重量センサーを設置する本格的な無人決済店舗は、店舗ごとの個別見積もりになるケースが中心です。
POSシステム・クラウドサービスの月額利用料
セルフレジや無人店舗システムでは、本体を購入した後もPOSシステムやクラウドサービスの月額料金が発生する場合があります。月額料金にはPOS機能、売上管理、在庫管理、セルフレジ機能、サポートなどが含まれますが、必要な機能によって料金が変動します。
例えばCASHIERのセルフレジはキャッシュレス専用構成で月額7,000円から、現金対応構成では月額9,000円からと案内されています。一方、POS+やTTG-SENSEなどは利用規模・システム構成によって料金が変わるため問い合わせが必要です。



毎月の固定費だけでなく、保守費用や追加端末料金も含めて比較しましょう。
キャッシュレス決済手数料
キャッシュレス決済では、売上が発生するたびに決済金額へ一定割合の決済手数料がかかります。現在の主要サービスを見ると、おおむね1%台後半から3%台の料率が設定されている例があります。
例えばSTORES 決済では条件を満たすスタンダードプランで1.98%から、Squareでは対象事業者の主要カードによる対面決済で2.5%からとなっています。USEN セルフレジと組み合わせるUSEN PAYではカード2.38%~、電子マネー3.24%~、QRコード3.00%~という料金例があります。
月商300万円で手数料3%なら月9万円になるため、無人店舗では端末代以上に手数料差が長期コストへ影響することがあります。
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無人店舗にキャッシュレス決済端末を導入するメリット
無人店舗へキャッシュレス決済端末を導入すると、単に会計を自動化できるだけでなく、人件費や現金管理の負担を減らし、これまで採算が合わなかった時間帯にも営業しやすくなります。代表的なメリットを確認しておきましょう。
レジスタッフを配置せず人件費を削減できる
最大のメリットは、レジ業務のためだけにスタッフを常駐させる必要がなくなることです。従来の有人店舗では、来店客が少ない時間帯でも会計対応のためスタッフを配置しなければなりません。
商品登録から決済まで顧客自身で行えるセルフレジを導入すれば、スタッフを品出しや清掃、商品企画など別の業務へ配置できます。店舗によっては常駐スタッフそのものを置かず、定期的な商品補充と清掃のみで運営することも可能です。
特に客単価が低い小規模売店やオフィス内店舗では、人件費削減によって店舗の採算性を改善できる可能性があります。
24時間営業や営業時間の拡大を実現しやすい
キャッシュレス決済とセルフ会計を組み合わせれば、スタッフを配置できなかった早朝や深夜にも営業しやすくなります。従来は人件費とのバランスから営業時間を短縮していた店舗でも、無人時間帯を設けることで販売機会を増やせます。
特にホテル、病院、工場、オフィス、駅など、通常の営業時間外にも商品ニーズがある施設では効果が期待できます。TTG-SENSEもスタッフの常駐を必要としない店舗運営や24時間営業を想定した仕組みを提供しています。
ただし、完全無人で24時間運営する場合には、決済システムだけでなく防犯、緊急時対応、遠隔サポートまで含めた体制づくりが必要です。
現金管理や釣銭準備の負担を軽減できる
キャッシュレス専用店舗にすれば、毎日の釣銭準備や売上金回収、現金残高の確認といった作業を大幅に減らせます。有人店舗では営業開始前に釣銭を準備し、閉店後にはレジ内の現金とPOS上の売上が一致しているか確認する必要があります。
現金を置いている以上、盗難リスクや両替、金融機関への入金作業も発生します。完全キャッシュレス化すれば、こうした業務を省略しやすくなり、遠隔地から店舗を管理する場合にもメリットがあります。
また、自動釣銭機を利用する場合でも手渡しによる釣銭ミスは減らせるため、現金対応を残しながら会計作業を効率化することも可能です。
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無人店舗にキャッシュレス決済端末を導入するデメリット・注意点


無人店舗は人件費削減や営業時間拡大につながる一方、有人店舗とは異なるリスクがあります。特に決済手数料、通信障害、防犯対策は店舗の収益や継続運営へ直接影響するため、導入前に対策を決めておく必要があります。
キャッシュレス決済手数料が継続的に発生する
キャッシュレス決済では、売上金額に応じて決済手数料が継続的に発生します。例えば決済手数料が3%の場合、キャッシュレス売上が月100万円なら約3万円、月500万円なら約15万円が毎月のコストになります。
完全キャッシュレスの無人店舗では、ほぼすべての売上に手数料が発生するため、利益率の低い商品を販売する場合には特に注意が必要です。端末を無料または低価格で導入できても、数年間の決済手数料を含めると総支払額が大きくなることがあります。



決済サービスを比較する際は、本体価格だけで判断せず、想定月商とキャッシュレス比率から年間手数料を試算しましょう。
通信障害や端末トラブルが発生すると決済できない可能性がある
多くのキャッシュレス決済やクラウドPOSはインターネット通信を利用します。そのため、店舗のインターネット回線が停止した場合や決済事業者側で障害が発生した場合、支払いを受け付けられなくなる可能性があります。
スタッフがいない完全無人店舗で決済できなくなると、そのまま店舗営業が停止してしまうので注意が必要です。安定した光回線を用意することに加え、モバイル回線など予備通信手段を検討する方法もあります。



また、端末を遠隔再起動できるか、エラー発生時に管理者へ通知できるか、サポートセンターへすぐ連絡できるかなど、障害発生後の復旧方法も確認しておきましょう。
万引き・未払いなどの防犯対策が必要になる
無人店舗ではスタッフの目がないため、商品をスキャンせず持ち出す「スキャン飛ばし」や未払いなどへの対策が重要です。特に通常のバーコード型セルフレジでは、購入者が意図的または誤って商品登録を行わないリスクがあります。
防犯カメラや入退店管理、セルフレジ周辺の監視カメラ、重量検知などを組み合わせて対策しましょう。寺岡精工では2026年に、HappySelfへ計量器を組み合わせ、登録された商品の重量と実際の重量を照合する「はかりセルフ」も発表しています。



無人化による人件費削減額だけでなく、商品ロスが増えない仕組みを構築できるかまで検討することが重要です。
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無人店舗にキャッシュレス決済端末を導入する流れ


無人店舗への決済端末導入では、端末だけを先に選ぶのではなく、店舗の運営方法から逆算してシステムを決めることが重要です。決済手段、POS、防犯設備、通信環境などを一体的に検討し、実際の顧客動線を確認してから運用を開始しましょう。
店舗の運営方法と必要な決済方法を決める
最初に、完全無人店舗にするのか、一部の時間帯だけ無人にするのかを決定します。そのうえで、現金を受け付けるか、完全キャッシュレスにするかを検討しましょう。
完全キャッシュレスにすれば自動釣銭機が不要になり、初期費用や現金管理業務を削減しやすくなります。一方、高齢者が多い店舗や地域密着型の店舗では、現金対応を残したほうが販売機会を確保できる可能性があります。
また、商品をバーコードで読み取るのか、画面から選ぶのか、AIで自動認識するのかによって必要な設備も異なります。店舗の客層・商品・営業時間を整理してから具体的な製品選定へ進みましょう。
複数のキャッシュレス決済端末・セルフレジを比較する
運営方法を決めたら、複数メーカーから見積もりを取り、導入費用や機能を比較します。本体価格だけを見るのではなく、月額料金、決済手数料、保守料金、POS利用料、自動釣銭機、バーコードスキャナーなどを含めた総額を確認しましょう。
また、顧客自身で最後まで操作できるか、店舗の商品数に対応できるか、売上・在庫を遠隔管理できるかも重要です。完全無人化を目指す場合、一般的なセルフレジだけで十分なのか、TTG-SENSEのようなAI無人決済システムが必要なのかも比較します。
可能であればショールームやデモ機で実際の操作性を確認してから決定しましょう。
決済サービスへ申し込み審査を受ける
利用するセルフレジや決済端末が決まったら、キャッシュレス決済サービスへ申し込みを行います。クレジットカードやQRコード決済を導入するには加盟店審査が必要で、申し込んだその日からすべての決済ブランドを利用できるとは限りません。
審査では事業内容、店舗情報、販売商品、本人確認資料などの提出を求められます。また、ブランドごとに審査完了時期が異なるケースもあります。
店舗のオープン日にキャッシュレス決済を利用できない事態を避けるため、余裕を持って申し込みましょう。無人販売の業態や販売商品によって条件が異なる可能性もあるため、事前に決済事業者へ確認しておくと安心です。
端末の設置・初期設定を行い無人店舗での運用を開始する
審査完了後は、POSレジや決済端末、バーコードスキャナー、防犯カメラなどを店舗へ設置します。実際の商品を使って、スキャンから決済完了、レシート発行まで一連の動作を確認しましょう。
現金対応なら、紙幣・硬貨の投入や釣銭払い出しもテストします。また、ネット回線が切断された場合や決済エラーが発生した場合の対応方法も確認しておくことが大切です。
無人店舗では利用者が操作方法に迷わないよう、レジ付近に簡潔な案内を掲示すると効果的です。運用開始後も売上データや商品ロス、問い合わせ内容を確認し、必要に応じて画面・商品配置・防犯設備を改善していきましょう。
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無人店舗向けキャッシュレス決済端末に関するよくある質問
無人店舗を初めて開業する場合、「完全キャッシュレスで問題ないのか」「セルフレジだけで無人化できるのか」といった疑問が生じやすいです。ここでは無人店舗向けキャッシュレス決済端末について、よくある質問を解説します。
無人店舗はキャッシュレス決済だけでも運営できる?
無人店舗をキャッシュレス決済だけで運営することは可能です。実際にクレジットカードやQRコードなどに支払いを限定した無人販売店舗も存在します。
現金を扱わなければ自動釣銭機が不要になるため、設備費を抑えやすく、釣銭補充や売上金回収などの作業も削減できます。また、店舗内に多額の現金を置かなくて済む点もメリットです。
一方で、現金しか利用しない顧客は購入できません。完全キャッシュレスにする場合は、クレジットカードだけでなく電子マネーやQRコードなど幅広い支払い方法を用意し、店頭にも「キャッシュレス専用店舗」であることを分かりやすく表示しましょう。
無人店舗でも現金決済に対応したほうがいい?
現金決済へ対応すべきかは、店舗の客層によって異なります。若年層や会社員が中心となるオフィス内店舗、駅ナカ店舗などではキャッシュレス専用でも運営しやすい可能性があります。
一方、高齢者を含む幅広い年代が来店する地域型店舗では、現金に対応したほうが販売機会を逃しにくくなります。ただし、現金対応には自動釣銭機が必要となり、初期費用が大きく上がる場合があります。
また、無人店舗でも釣銭補充や売上金回収は必要です。「キャッシュレス専用にして運営コストを下げるか」「現金にも対応して対象顧客を広げるか」を費用対効果で判断しましょう。
キャッシュレス決済端末だけで完全無人化できる?
キャッシュレス決済端末を設置するだけでは、店舗全体を完全無人化できるとは限りません。一般的な決済端末は支払い処理を行う機器であり、商品登録、在庫管理、レシート発行、防犯、入退店管理などは別の仕組みが必要です。
無人店舗では、セルフレジまたはPOSシステムとキャッシュレス決済端末を連携させ、顧客自身で商品登録から支払いまで行える環境を構築する必要があります。また、防犯カメラや遠隔監視、トラブル発生時の問い合わせ窓口も重要です。
本格的な完全無人化を目指す場合は、AIカメラやセンサーまで統合した無人決済システムを検討する方法もあります。
無人店舗で通信障害が発生した場合はどうすればいい?
無人店舗で通信障害が発生すると、クラウドPOSやキャッシュレス決済が利用できなくなる可能性があります。まずは、店舗の主要回線とは別にモバイル回線などのバックアップ通信手段を用意できるか検討しましょう。
また、ルーターや決済端末を遠隔から再起動できる環境があると、店舗へ移動せず復旧できるケースがあります。完全無人店舗では、障害を検知した際に管理者へ通知する仕組みや、顧客が問い合わせできる電話・インターホンなども用意しておくと安心です。
端末を選ぶ際には通常時の機能だけでなく、通信障害や故障が起きた際にメーカーがどこまで遠隔対応・駆けつけ対応してくれるかも確認しましょう。
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