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タッチパネル券売機のデメリット9選|メリットやボタン式との違い・失敗しない選び方を解説

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タッチパネル券売機は、商品画像や多言語表示を活用しながら、注文受付から会計までを自動化できる便利な設備です。一方で、ボタン式券売機より導入費用が高く、通信障害や機器故障が営業に影響するなどのデメリットもあります。

十分に比較せず導入すると、必要以上に費用がかかったり、顧客が操作に迷ったりする可能性があるため注意が必要です。

本記事では、タッチパネル券売機のデメリット9選を中心に、メリットやボタン式との違い、価格・費用相場、向いている店舗、失敗しない選び方、おすすめ製品まで詳しく解説します。

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目次

タッチパネル券売機とボタン式券売機の違い

タッチパネル式とボタン式では、メニューの表示方法だけでなく、導入価格、変更のしやすさ、対応できる商品数、操作性が異なります。それぞれの特徴を理解し、店舗の運営方法に合うタイプを選びましょう。

比較項目タッチパネル券売機ボタン式券売機
操作方法画面をタッチして注文商品ボタンを押して注文
メニュー数多いメニューに向いている少ないメニューに向いている
商品表示写真・説明を表示できる商品名や価格を表示
トッピング細かく設定しやすい設定できる数に制限がある
メニュー変更画面上で変更しやすいボタン設定の変更が必要
多言語対応対応しやすい対応に制限がある場合も
キャッシュレス対応しやすい対応可能な機種もある
操作の分かりやすさ画面設計によって変わるシンプルで分かりやすい
導入費用比較的高め比較的安め
おすすめの店舗メニューが多い飲食店ラーメン店・そば店など

メニューの表示方法と操作性の違い

タッチパネル券売機は、画面上に商品画像や説明文を表示し、顧客が画面を操作して商品やトッピングを選びます。カテゴリ分けやページ切り替えができるため、多数の商品を登録できる点が特徴です。

一方、ボタン式券売機は、本体に配置された物理ボタンを押して商品を購入します。すべてのメニューを一覧で確認しやすく、操作も単純ですが、設置できるボタン数によって販売可能な商品数が制限されます。

商品数が多い店舗はタッチパネル式、定番商品が中心の店舗はボタン式が適しています。

導入価格とランニングコストの違い

一般的にタッチパネル券売機は、液晶ディスプレイやPOSシステム、通信機能を搭載するため、ボタン式より本体価格が高くなります。相場の目安はボタン式が約70万~150万円、タッチパネル式が約100万~250万円です。

また、クラウドシステムを利用する製品では、月額利用料や通信費も発生します。ボタン式は初期費用と運用費を抑えやすい一方、メニュー変更時にボタンの表示やレイアウトを変更する手間がかかります。長期的な運用負担まで含めた比較が必要です。

メニュー変更や販売促進機能の違い

タッチパネル券売機は、管理画面から商品名や価格、画像、売り切れ表示を変更できる製品が多く、時間帯別メニューや期間限定商品にも柔軟に対応できます。

おすすめ商品を大きく表示したり、注文途中にセット商品やトッピングを提案したりできるため、客単価向上にも活用できます。

ボタン式券売機では、価格変更や商品の入れ替えにボタンラベルの作り直しが必要になる場合があります。ただし、メニューがほとんど変わらない店舗では、ボタン式でも十分に効率的な運用が可能です。

タッチパネル券売機のデメリット9選

タッチパネル券売機には、省人化や多言語対応など多くの利点があります。しかし、導入コストや障害発生時の営業リスク、顧客の操作性など、事前に対策しておくべき課題もあります。

ボタン式券売機よりも本体価格が高い

タッチパネル券売機は、液晶ディスプレイ、制御用コンピューター、POSシステム、プリンターなどを搭載するため、一般的なボタン式券売機よりも本体価格が高くなる傾向があります。

現金とキャッシュレス決済の両方に対応させる場合は、自動釣銭機や決済端末も必要になり、導入総額が100万~250万円程度になることもあります。

小規模店舗では、削減できる人件費や業務時間に対して投資額が大き過ぎないか確認が必要です。リースやサブスクも含めて費用対効果を試算しましょう。

設置工事や初期設定に費用がかかる

券売機本体の代金とは別に、搬入、組み立て、転倒防止工事、電源・LAN工事、メニュー登録、操作画面の制作などの初期費用がかかる場合があります。

大型の現金対応モデルは重量があるため、搬入経路や床の強度、入口の幅も確認しなければなりません。

また、キッチンプリンターや呼び出しシステムと連携する場合は、配線工事やシステム設定も必要です。見積もりでは「本体一式」だけで判断せず、設置して営業を開始できる状態までに必要な費用を確認することが重要です。

システム利用料や保守費用などのランニングコストが発生する

クラウド型のタッチパネル券売機では、POSシステムの利用料、券売機アプリの料金、インターネット通信費、保守契約料などが継続的に発生します。

店舗数や端末数、利用機能によって料金が加算されることもあります。さらに、レシート用紙などの消耗品費やキャッシュレス決済手数料も必要です。

月額料金が小さく見えても、5年間使用すれば負担額は大きくなります。導入時には、本体価格に5年分程度の月額費用や保守費用を加えた総保有コストで比較しましょう。

停電や通信障害が起こると注文・決済ができない場合がある

タッチパネル券売機は電源やネットワークを使用するため、停電や通信障害が発生すると利用できなくなる可能性があります。

特にクラウドPOSやキャッシュレス決済は通信環境への依存度が高く、回線が不安定な店舗では決済エラーや売上データの送信遅延が起こりやすくなります。

障害発生時に代替手段がなければ、注文や会計を止めざるを得ません。予備回線やモバイルルーター、手書き伝票、対面会計用の端末などを準備し、オフライン時の対応手順をスタッフ間で共有しておく必要があります。

タッチパネルや決済機器が故障すると営業に影響する

タッチパネルの反応不良、紙幣・硬貨の詰まり、プリンターの紙詰まり、決済端末のエラーなどが起こると、注文受付や会計業務に支障が出ます。

券売機1台だけで営業している店舗では、故障が売上機会の損失に直結するため注意が必要です。

また、修理部品の取り寄せや技術者の訪問に時間がかかる場合もあります。導入前に、サポート窓口の受付時間、訪問修理の対応地域、代替機の提供、復旧までの目安を確認し、緊急時にも営業を続けられる体制を整えましょう。

高齢者や機械操作が苦手な顧客には使いにくい場合がある

スマートフォンやタブレットの操作に慣れていない顧客は、商品選択、トッピング、支払い方法の選択といった操作に戸惑うことがあります。

画面上の文字が小さい、次に押すボタンが分かりにくい、操作時間が短いといった設計では、高齢者や視力に不安がある顧客の負担が増えます。

セルフ化した後も、必要に応じてスタッフが案内できる状態を維持することが重要です。文字やボタンを大きく表示できる製品、音声案内やアクセシビリティ画面を備えた製品を選ぶと操作上の不安を軽減できます。

画面設計が複雑だとメニューを探しにくくなる

多くの商品を登録できることはタッチパネル券売機の強みですが、カテゴリやページを増やし過ぎると、顧客が目的の商品を見つけにくくなります。

おすすめ商品を目立たせようとして画像や案内を詰め込むと、かえって操作手順が分かりにくくなることもあります。

メニュー画面は、主力商品、セット、トッピング、ドリンクなどを直感的に選べる構成にすることが大切です。運用開始後は、操作途中の離脱やスタッフへの質問が多い箇所を確認し、ボタンの位置や文言、ページ数を定期的に改善しましょう。

混雑時に操作に時間がかかると行列が発生しやすい

商品やトッピングの選択肢が多い店舗では、顧客1人当たりの操作時間が長くなり、ピークタイムに行列ができる可能性があります。

初めて利用する顧客が多い店舗では、画面の確認や決済方法の選択にも時間がかかります。

券売機を導入すれば必ず回転率が上がるわけではなく、画面設計や設置台数が重要です。利用状況を想定して必要な処理能力を計算し、混雑が予想される場合は2台設置する、キャッシュレス専用機を併設する、店頭にメニューを掲示して事前に選んでもらうなどの対策が必要です。

接客機会が減って追加注文やおすすめ商品の提案が難しくなる

注文受付を券売機に任せると、スタッフが顧客と会話する機会が減ります。対面接客で行っていたおすすめ商品の紹介や、好みに合わせた提案ができなくなり、店舗の雰囲気が機械的に感じられるかもしれません。

常連客との関係づくりや丁寧な接客を重視する店舗では、完全なセルフ化がブランド価値と合わないことがあります。

一方、画面上にセット商品や人気トッピングを表示すれば、一定の販売促進は可能です。注文以外の案内や料理提供時の声かけを充実させ、接客品質を維持する工夫が求められます。

タッチパネル券売機を導入するメリット

タッチパネル券売機は、画面表示の自由度が高く、注文受付や会計を効率化できます。店舗のメニュー構成や客層に合った製品を選べば、省人化だけでなく売上向上にもつなげられます。

商品画像を表示してメニューの魅力を伝えられる

タッチパネル券売機では、商品名や価格だけでなく、料理の写真や説明文も表示できます。写真を大きく掲載すれば、初めて来店した顧客でも商品の内容をイメージしやすくなり、注文を決める時間の短縮につながります。

売れ筋商品や期間限定メニューを画面上部に配置し、おすすめマークを付けると販売促進にも効果的です。また、注文確定前にセットメニューやトッピングを提案できる製品もあります。

ただし、写真と実物の印象が大きく異ならないよう、明るさや盛り付けを含めて適切な画像を使用することが重要です。

メニューや価格を画面上で簡単に変更できる

クラウド型のタッチパネル券売機では、パソコンやタブレットの管理画面から、商品名、価格、画像、表示順などを変更できます。

ボタン式のようにラベルを作り直す必要がなく、値上げや期間限定商品の追加にも対応しやすい点がメリットです。

ランチとディナーで表示内容を切り替えたり、在庫がなくなった商品を売り切れ表示にしたりできる製品もあります。複数店舗を運営している場合は、本部からメニューを一括配信できるシステムを選ぶことで、店舗ごとの設定作業や価格変更のミスを減らせます。

多言語表示によって外国人観光客にも対応できる

日本語に加えて英語、中国語、韓国語などを表示できるタッチパネル券売機なら、外国人観光客も自分でメニューを確認して注文できます。

写真と翻訳された説明文を組み合わせることで、スタッフが外国語で対応する負担を軽減することが可能です。

アレルゲンや料理の内容、トッピングの選択肢を表示できる製品であれば、注文時の認識違いも防ぎやすくなります。ただし、直訳では商品の特徴が伝わらない場合があるため、翻訳内容の確認が必要です。訪日客が多い地域では、対応言語と画面の切り替えやすさを重視しましょう。

注文・会計ミスの削減と人手不足の解消につながる

顧客自身が画面を見ながら商品を選び、注文内容を確認して決済するため、スタッフの聞き間違いや伝票への記入ミスを減らせます。

注文受付と会計を自動化すれば、スタッフを調理や配膳、接客、清掃などの業務に配置でき、人手不足への対策にもなります。

現金対応機では、入金額の確認や釣銭の払い出しも自動化されるため、金銭授受のミスを防ぎやすくなります。ただし、完全に無人化できるとは限りません。顧客への案内やエラー対応、釣銭補充などを担当するスタッフは必要です。

POSレジやキッチンプリンターと連携できる

POSレジと連携できるタッチパネル券売機なら、商品別、時間帯別、決済方法別などの売上データを自動で集計できます。

売れ筋商品の分析や仕入れ量の調整に活用でき、複数店舗の売上も本部から確認しやすくなります。

キッチンプリンターやキッチンディスプレイと連携すれば、注文内容を厨房へ自動送信できるため、顧客が食券をスタッフへ渡す運用を省略することも可能です。注文から調理開始までの時間を短縮し、伝達漏れを防ぐためには、既存のPOSや厨房機器との連携可否を確認しましょう。

タッチパネル券売機の価格・費用相場

タッチパネル券売機の導入費用は、現金対応の有無、画面サイズ、決済端末、POS・厨房連携などによって変わります。本体価格だけでなく、設置後に発生する費用まで確認しましょう。

券売機本体の購入費用

タッチパネル券売機の本体価格は、一般的に約100万~250万円が目安ですが、キャッシュレス専用の小型端末なら50万~100万円程度から導入できる場合があります。

現金対応モデルは、紙幣識別機、硬貨処理装置、自動釣銭機などを搭載するため高額です。高額紙幣への対応や大型ディスプレイを追加すると、さらに費用が上がります。

例えばCASHIERはキャッシュレス専用機を50万円、現金対応機を130万円から提供しています。購入、リース、サブスクで総支払額が異なるため、利用期間を決めて比較しましょう。

搬入・設置工事・メニュー登録などの初期費用

本体以外の初期費用には、配送・搬入費、組み立て費、転倒防止工事、電源・ネットワーク工事、メニュー登録、画面デザイン、操作説明などがあります。

店舗の立地や設置環境によっては、階段作業や夜間搬入の追加料金が必要です。

現金対応機は100kgを超える製品もあり、通常の宅配便では搬入できません。メニュー画像や翻訳文をメーカーへ制作依頼する場合も別料金になる可能性があります。

見積書では作業内容と追加料金の条件を確認し、開業日までの設定変更や操作研修が含まれているかもチェックしましょう。

システム利用料・通信費・保守費用などの月額費用

月額費用の中心は、POSシステムや券売機アプリの利用料です。公開されている例では、CASHIERが月額1万~1万2,000円から、スマレジの券売機構成例が月額1万9,800円です。

別途、インターネット回線やモバイル通信、遠隔管理、オンサイト保守などの費用が加わる場合があります。料金は構成によって変わるため、必要な機能を揃えた同一条件で比較しましょう。

キャッシュレス決済手数料と周辺機器の費用

キャッシュレス決済を導入すると、売上金額に対して決済手数料が発生します。決済ブランドや契約条件によって異なりますが、おおむね2~4%程度が目安です。

例えばUSEN Ticket & Payでは、中小企業向けの条件付き料率としてカード決済2.38%から、電子マネー3.24%から、QRコード決済3.00%からとなっています。

また、キッチンプリンター、バーコードリーダー、呼び出しモニター、予備回線などの周辺機器にも費用がかかります。決済手数料は売上に比例するため、想定売上を基に年間負担額を計算しましょう。

タッチパネル券売機が向いていない店舗

タッチパネル券売機は、すべての店舗に適しているわけではありません。商品数や客層、接客方針によっては、ボタン式券売機や従来型POSレジのほうが費用対効果に優れる場合があります。

メニュー数が少なく導入コストを抑えたい店舗

販売する商品が数種類しかなく、価格変更もほとんどない店舗では、タッチパネル券売機の豊富な機能を十分に活用できない可能性があります。

商品写真、カテゴリ分け、多言語、トッピング設定などが不要であれば、安価なボタン式券売機でも注文と会計の自動化は可能です。

月間の注文数が少ない店舗では、削減できる人件費より月額利用料や保守費用のほうが高くなることもあります。導入前に注文対応へ費やしている時間を計測し、券売機による削減額と導入総額を比較して判断しましょう。

高齢者や機械操作が苦手な顧客が多い店舗

高齢者やタッチパネル操作に慣れていない顧客が多い店舗では、券売機の前で迷う人が増え、スタッフによる案内が必要になる場合があります。

スタッフの負担を減らす目的で導入しても、操作説明に時間を取られれば十分な省人化効果を得られません。

導入する場合は、大きな文字やボタン、音声ガイド、分かりやすい支払い案内を備えた製品を選ぶ必要があります。従来のレジを残す、現金とキャッシュレスの操作を分けるなど、顧客が無理なく利用できる運用方法も検討しましょう。

顧客との会話や接客を重視している店舗

スタッフが顧客の好みを聞きながら商品を提案する店舗や、常連客との会話を大切にしている店舗では、券売機による完全セルフ化が接客方針と合わない場合があります。

高級レストランや個人経営の専門店などでは、注文時の会話そのものがサービスの一部になっています。

券売機を導入すると効率は上がりますが、店舗の温かみが失われたと感じる顧客もいるでしょう。会計のみをセルフ化するセミセルフレジや、スタッフが注文を受けて精算だけを自動化する方式も含めて検討することが大切です。

タッチパネル券売機がおすすめの店舗

タッチパネル券売機は、商品数が多い店舗や外国人客が多い店舗、省人化が必要な店舗と相性のよい設備です。機能を活用できる店舗ほど、導入費用に見合う効果を得やすくなります。

メニューやトッピングの種類が多い飲食店

ラーメン店、定食店、カフェ、ファストフード店など、商品やトッピングの種類が多い店舗にはタッチパネル券売機がおすすめです。

カテゴリや階層を使って多数の商品を整理でき、麺の硬さ、量、辛さ、追加具材なども注文画面で選択してもらえます。

注文内容を厨房へ正確に送信できるため、聞き間違いやトッピングの伝達漏れも防ぎやすくなります。セット商品やおすすめトッピングを画面上で提案すれば、スタッフが声かけをしなくても追加注文を促せるため、客単価向上にもつなげられます。

外国人観光客の利用が多い店舗

観光地、駅、空港、ホテル、レジャー施設など、外国人観光客が多い店舗では、多言語対応のタッチパネル券売機が役立つでしょう。

顧客自身が言語を切り替え、商品画像や説明を確認して注文できるため、外国語を話せるスタッフが常駐していなくても対応しやすくなります。

クレジットカードやQRコード決済など、訪日客が利用しやすい決済方法を用意すれば、現金両替の負担も減らせます。導入時には、対応言語だけでなく、海外発行カードへの対応やアレルギー表示の可否も確認しましょう。

少人数で営業しており注文・会計業務を効率化したい店舗

店主と少人数のスタッフで営業する店舗では、注文受付や会計に人員を割くと、調理や商品提供が遅れやすくなります。

タッチパネル券売機で注文と会計をセルフ化すれば、スタッフは調理、配膳、清掃などに集中できます。

現金対応機を選べば、釣銭の受け渡しやレジ締め作業の負担も軽減可能です。ただし、券売機の操作案内やエラー対応まで完全になくなるわけではありません。繁忙時間帯の業務を整理し、どの作業を自動化すれば最も効果が高いかを明確にして導入しましょう。

タッチパネル券売機のデメリットを抑える方法と選び方

タッチパネル券売機の導入で失敗しないためには、価格や機能だけでなく、操作性、決済方法、機器連携、故障時のサポートまで総合的に確認することが重要です。

導入目的と必要な機能を明確にする

まずは、注文受付の省人化、会計ミスの削減、外国人対応、客単価向上など、券売機を導入する目的を明確にしましょう。

目的が曖昧なまま多機能な製品を選ぶと、使わない機能に費用を支払うことになります。

現在の注文件数、会計時間、スタッフ数、ミスの発生状況を整理すると、必要な機能を判断しやすくなります。例えば、メニュー数が少なければシンプルな端末、多数のトッピングがあるなら階層設定に強い端末、観光地なら多言語機能を備えた端末が候補になります。

本体価格だけでなく運用費を含めた総額で比較する

券売機の費用を比較するときは、本体価格だけでなく、設置費、月額システム料、通信費、保守費、決済手数料、消耗品費まで比較しましょう。

初期費用が安いサブスクでも、契約期間中の総支払額が購入より高くなる場合があります。

反対に、購入では初期負担が大きく、故障時の修理費を店舗が負担する契約もあります。少なくとも5年間の総額を計算し、削減できる人件費や作業時間と比較しましょう。中途解約金、契約更新、機器返却などの条件も事前に確認することが大切です。

現金とキャッシュレスの対応範囲を確認する

キャッシュレス専用機は比較的安価で、現金補充や売上金回収の手間を減らせますが、現金しか持っていない顧客を取りこぼす可能性があります。

現金対応機では、千円札だけでなく5千円札や1万円札に対応しているか、新紙幣を利用できるかを確認しましょう。

キャッシュレス決済についても、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPayなど、対応ブランドは製品や決済会社によって異なります。顧客が普段利用している支払い方法を調査し、必要な範囲を決めることが大切です。

故障時のサポート体制と保守内容を確認する

券売機は営業時間中に故障すると売上へ直接影響するため、保守体制は重要な比較項目です。

電話やチャットの受付時間、土日・夜間対応、遠隔操作による復旧、訪問修理の対応地域、代替機の有無を確認しましょう。

保守契約に部品代や出張費が含まれているか、自然故障と過失故障で負担がどう変わるかもチェックが必要です。対応拠点が店舗から遠い場合は、技術者の到着まで時間がかかる可能性があります。

障害時に手動会計へ切り替える方法も含めて、メーカーと事前に手順を決めておきましょう。

デモ機やショールームで実際の操作性を確認する

カタログやWebサイトだけでは、画面の反応速度、文字の見やすさ、決済までの操作数、紙幣や硬貨の投入しやすさを十分に判断できません。

導入前にデモ機やショールームで実際に操作し、メニュー選択から発券までの流れを確認しましょう。

可能であれば、自店舗のメニューを登録した画面で試すのがおすすめです。スタッフ側のメニュー変更、売り切れ設定、売上確認、ロール紙交換なども体験しておくと、運用開始後の負担を把握できます。複数メーカーを同じ条件で試して比較することが重要です。

おすすめのタッチパネル券売機5選

タッチパネル券売機を選ぶ際は、価格だけでなく、画面の操作性、現金・キャッシュレス対応、厨房連携、多言語、保守サービスを比較しましょう。

ここでは、飲食店を中心に導入を検討しやすい5製品を紹介します。

中島

なお、券売機を選ぶにあたって、下記の5項目を基準に厳選しました。

券売機の比較/算定項目
  • 価格(初期費用・月額費用)
  • メニューカスタマイズの自由度
  • 操作性・使いやすさ
  • 決済手段の充実度
  • サポート体制の充実度

CASHIER|購入・リース・サブスクから選べるタッチパネル型券売機

CASHIER|株式会社ユニエイム
引用元:CASHIER

CASHIERのタッチパネル型券売機は、21インチの大型画面に商品画像や説明を表示でき、日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています。

キャッシュレス専用機は税抜50万円、月額1万円から、現金対応機は税抜130万円、月額1万2,000円から導入可能です。

自動釣銭機、CASHIER PAYMENT、キッチンプリンターと連携でき、売上データもクラウド上で管理できます。購入のほか、リースやサブスクも用意されています。

初期費用キャッシュレス専用:480,000円
現金対応あり:1,380,000円
リース:0円
月額費用キャッシュレス専用:9,400円
現金対応あり:11,400円
リース:35,580円
決済方法現金
クレジットカード
電子マネー
QRコード決済
収納枚数要お問い合わせ
サイズキャッシュレス決済専用(フロアスタンド型)
横 : 562mm
高さ: 1400mm
奥行: 370mm
サポート体制電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート

スマレジ|トッピング設定や在庫管理に強い券売機

引用元:スマレジ

スマレジの券売機は、商品画像やボタンサイズを自由に設定でき、麺の硬さ、辛さ、量、有料トッピングなどの選択にも対応しています。

在庫数が0になると自動で売り切れ表示へ切り替えられるため、注文後の欠品トラブルを防ぎやすい点が特徴です。

キャッシュレス専用の卓上構成は約64.9万円、フロアスタンド構成は約83万円、現金対応構成は約176.8万円の料金となっています。全国のショールームで実機を確認できます。

初期費用要問い合わせ
月額費用8,800円〜
決済方法現金
クレジットカード
電子マネー
QRコード決済
収納枚数要お問い合わせ
サイズ15.6型の場合
横 : 295mm
高さ: 574mm
奥行: 246mm
サポート体制365日コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、オンサイト保守

USEN Ticket & Pay|券売機とセルフ精算機を切り替えられる

引用元:株式会社USEN

USEN Ticket & Payは、27インチディスプレイを採用した券売機・セルフ精算機です。ランチタイムは先払いの券売機、ディナータイムは食後に支払うセルフ精算機というように、時間帯に応じて運用方法を変更できます。

現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応し、英語、韓国語、中国語への表示切り替えも可能です。

画面下部へ操作部分を集めるアクセシビリティ機能があり、子どもや車いす利用者にも配慮されています。USENレジとの一元管理を希望する店舗に適しています。

初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
決済方法現金
クレジットカード
電子マネー
QRコード決済
収納枚数要お問い合わせ
サイズW395~500㎜×D395~778㎜×H646~1,644㎜
サポート体制専用サポートセンター:24時間365日対応

smooder|スマートフォン感覚で操作できるセルフオーダー端末

引用元:日本カード株式会社

Fujitakaのsmooderは、21.5インチのタッチパネルを搭載したセルフオーダー端末です。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに対応し、日本語のほか英語、中国語、韓国語を表示できます。

ラーメン店や定食店向けに、麺の硬さ、量、トッピングなどを細かく設定でき、アレルゲンやカロリー、動画も表示可能です。

卓上型と自立型が用意されているため、設置スペースに合わせて選べます。クラウド管理により、離れた場所から売上確認やメニュー変更を行える点も特徴です。

初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
決済方法現金
クレジットカード
電子マネー
QRコード決済
収納枚数要お問い合わせ
サイズカウンタートップタイプ:395 × 395 × 774mm
フロアスタンドタイプ:500 × 500 × 1546mm〈本体〉幅500mm×高さ800mm×奥行300mm
〈スタンド〉幅500mm×高さ750mm×奥行300mm
サポート体制要お問い合わせ

グローリー 券職人 VT-T21シリーズ|現金処理と多言語対応に強い

引用元:グローリー

グローリーの券職人VT-T21シリーズは、22インチワイド液晶を搭載したタッチパネル式券売機です。英語、韓国語、中国語の簡体字・繁体字に対応し、アニメーションと音声ガイダンスで操作手順を案内できます。

高額紙幣タイプでは、1万円札、5千円札、千円札を釣銭として再利用する紙幣リサイクル機能を搭載しており、釣銭補充や売上金回収の負担を軽減できます。

店舗支援サービスを契約すれば、遠隔でのメニュー配信や売上分析も可能です。現金利用が多い店舗に向いています。

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QRコード対応(オプション)
収納枚数要お問い合わせ
サイズ650(W)×300(D)×1,450(H)mm(突起部を除く)
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タッチパネル券売機のデメリットに関するよくある質問

タッチパネル券売機の導入前には、耐用年数や故障時の対応、高齢者の操作性、補助金の利用条件を確認しておきましょう。ここでは、よくある疑問について回答します。

タッチパネル券売機の耐用年数は何年ですか?

券売機は税務上、一般的に「器具及び備品」の自動販売機として扱われ、法定耐用年数は5年が目安です。ただし、法定耐用年数は減価償却の計算に用いる期間であり、機器が実際に使用できる寿命を示すものではありません。

定期的に清掃や点検を行い、消耗部品を交換すれば、5年以上使用できる場合もあります。一方、タッチパネル、紙幣識別機、プリンターなどは使用回数や設置環境によって劣化します。

資産区分は機器構成によって判断が異なる可能性があるため、会計処理については税理士へ確認しましょう。

タッチパネル券売機が故障した場合はどう対応しますか?

故障が発生したら、まず画面に表示されたエラーコードを確認し、メーカーのマニュアルに従って再起動、ロール紙の交換、紙幣・硬貨の詰まり確認などを行います。解決しない場合は保守窓口へ連絡し、遠隔対応または訪問修理を依頼します。

利用者が無理に内部を操作すると故障を悪化させる可能性があるため、指定された範囲以外は触らないようにしましょう。復旧まで営業を続けられるよう、予備の決済端末、現金用ドロア、手書き伝票、メニュー表を準備しておくと安心です。

高齢者でもタッチパネル券売機を操作できますか?

文字やボタンが大きく、注文手順が少ない製品であれば、高齢者でも操作できます。ただし、複数ページに分かれたメニューや複雑なトッピング設定、分かりにくい決済案内は操作の負担になります。

音声ガイド、画面の高さを変更できる機能、操作部分を画面下部へ集めるアクセシビリティ機能がある製品を選ぶと利用しやすくなります。導入直後はスタッフが券売機の近くで案内し、質問が多い箇所を画面改善に反映しましょう。

現金による対面会計など、別の支払い方法を残すことも有効です。

タッチパネル券売機の導入に補助金は利用できますか?

対象要件を満たせば、タッチパネル券売機に補助金を利用できる場合があります。2026年のデジタル化・AI導入補助金では、インボイス対応類型においてPOSレジや券売機、その導入に必要なソフトウェアなどが対象です。

また、中小企業省力化投資補助金では、カタログに登録された券売機が対象になります。ただし、対象製品、申請枠、補助率、交付前購入の可否などに条件があります。

必ず採択される制度ではないため、交付決定前に契約・購入せず、メーカーや支援事業者へ対象可否を確認しましょう。

タッチパネル券売機の導入ならレジベストへ!

タッチパネル券売機の導入ならレジベストへ!豊富な製品の中から、店舗の業態や予算、必要な決済方法に合わせて最適な券売機をご提案します。

現金・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済への対応はもちろん、POSレジやキッチンプリンターとの連携にも対応。初期費用を抑えられる製品や、省スペースで設置できるモデルも比較できます。

導入を検討している方は、ぜひレジベストへお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

レジ専門メディアのライターです。これまで500以上のレジ関連の記事(セルフレジ、POSレジ、券売機、自動釣銭機、キャッシュレス決済端末、補助金情報など)を執筆。大手レジメーカーのコンテンツ制作も担当してきました。

“どこよりもわかりやすく、後悔しないレジ選びを”
そんな思いを込め、信頼性の高いレジ情報を発信していきます。

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