「セミセルフレジの導入って、実際いくらかかるの?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、セミセルフレジの価格は小型で100〜150万円前後、大型で300〜450万円前後が相場です。
ただし、リース契約や補助金の活用で、導入コストを抑えられます。
本記事では、セミセルフレジの価格相場と内訳をはじめ、費用を安くする4つの方法などをわかりやすく解説します。「できるだけ安く」「長く安心して使える」セミセルフレジを選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

「できるだけ安く」「長く安心して使える」セミセルフレジを選びたい方は、ぜひ参考にしてください!
セミセルフレジとは?


セルフレジには、「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」の2種類があります。ここでは、「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」についてみていきましょう。
セミセルフレジ | フルセルフレジ | |
---|---|---|
会計の流れ | スタッフが商品のスキャンを行い、お客様が支払いのみ担当 | お客様がスキャンから支払いまで全て担当 |
導入コスト | 100万〜150万円前後(大型タイプは300万〜450万円) | 100万〜300万円前後 |
メリット | 接客品質を維持しながら人件費削減と効率化を両立 | 完全自動化による人件費削減とレジ待ち解消 |
デメリット | スタッフの配置が必要で、完全無人化は難しい | 操作難易度の高さや初期費用が高額になりやすい |
向いている店舗 | 飲食店・ドラッグストア・クリニックなど、接客を重視する店舗 | スーパー・大型量販店など、回転率を重視する店舗 |



セミセルフレジは「人と機械のいいとこ取り」で、接客の質を保ちながら効率化できるのが特徴です。
セミセルフレジとは
セミセルフレジとは、「スタッフが商品のバーコードの読み取りを行い、支払いをお客様が行うレジ」です。スタッフがバーコードを読み取り、金額を確定させた後、お客様が釣銭機や決済端末で支払います。
つまり、レジ操作の中でも接客部分と精算部分を分担する仕組みです。
セミセルフレジのメリットは、レジ待ち時間の短縮とスタッフの業務負担軽減にあります。お客様はスムーズに支払いを済ませられ、店舗側は人手を削減しながら接客品質を維持できるという、従来のレジにはない強みを持っています。
近年では、衛生面の配慮やキャッシュレス決済への対応力が求められる中で導入が進んでおり、「効率化」と「安心感」を両立できるレジとして注目されています。



セミセルフレジについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください!


フルセルフレジとの違い
セミセルフレジはスタッフが関与するのに対し、フルセルフレジはお客様がすべての操作を行う点が大きな違いです。フルセルフレジでは、商品のスキャンから支払いまでを利用者が一人で行うため、完全な無人運用が可能です。
一方、セミセルフレジではスタッフが商品の登録を行うため、スキャンミスやトラブルが少なく、初めての利用でも安心して使えます。この違いは導入目的にも反映されます。
人件費を極限まで削減したい場合はフルセルフレジが向いています。しかし、操作に不慣れな人が多い店舗や幅広い顧客層を抱えるお店では、セミセルフレジの方が現実的です。
そのため、高齢者の多い店舗や接客を重視したい店舗では、セミセルフレジの方がバランスの取れた選択になるでしょう。
セミセルフレジの価格相場


セミセルフレジの導入には、初期費用と月額費用がかかります。
- 初期費用の相場:100万円〜450万円
- 月額費用の相場:1万円〜3万円前後
それぞれの価格相場について詳しくみていきましょう。
初期費用の相場
セミセルフレジの初期費用は、一般的に100万円〜450万円ほどが相場です。
クリニックや飲食店などの小規模店舗に適した小型タイプのセミセルフレジは、100万円〜150万円程度。
超大型スーパーなどで導入されているような大型タイプ(レーンタイプ)になると、300万円〜450万円程度です。
以下のような内訳になります。
小型タイプのセミセルフレジの価格相場:100万円〜150万円
POSレジ本体 | 20万〜50万円前後 |
自動釣銭機 | 40万〜80万円前後 |
バーコードリーダー | 1万〜3万円前後 |
レシートプリンター | 3万〜7万円前後 |
設定・設置費用 | 5万〜10万円程度 |
大型タイプのセミセルフレジの価格相場:300万円〜450万円
商品登録機 | 100万〜150万円前後 |
自動精算機 | 200万〜300万円前後 |
ただし、費用は業種や店舗規模、導入する機能によって変動します。キャッシュレス決済や売上分析機能を追加すると高くなりますが、長期的な業務効率化を考えれば費用対効果は十分期待できるでしょう。
月額費用の相場
セミセルフレジの月額費用は、1万円〜10万円程度が目安です。
主な内訳は以下のとおりです。
セミセルフレジの月額費用:1万円〜10万円程度
クラウドPOSの利用料 | 0円〜15,000円 |
通信費 | 月額5,000円程度 |
保守サポート費 | 1万円〜10万円 |
月額費用の設定は導入プランによって異なり、リース契約の場合はこの中に機器代が含まれることもあります。
注意すべきなのは、「安さ」だけで比較しないことです。 低価格プランではサポート対応が限定的だったり、システム更新が有料だったりするケースもあります。
一方で、サポートが手厚いメーカーを選べば、トラブル時の復旧対応やソフト更新もスムーズで、結果的に安定した運用が可能となります。そのため、レジの月額費用は“安心して使い続けるための保険料”と考えるのが現実的です。



安さだけで選ぶとサポート面で後悔することもあるため、保守や更新対応まで含めて検討するのがポイントです。
セミセルフレジの価格を安くする4つの方法
セミセルフレジの価格を安くする方法は、以下の4つが挙げられます。
- レンタルする
- リースする
- 中古品を購入する
- 補助金や助成金を活用する
レンタルする
セミセルフレジを短期間だけ使う場合や初期投資を抑えたい場合は、レンタルがおすすめです。購入に比べて初期費用を大幅に削減でき、導入リスクを最小限に抑えられます。
例えば、イベント出店や期間限定店舗などでは、月額数万円で最新モデルを利用可能です。レンタルの最大の利点は、「試してから導入できる」点です。実際の店舗で使用感や操作性を確認してから本格導入を判断できるため、ミスマッチを防げます。
さらに、保守サポート費や修理費が料金に含まれている場合が多く、トラブル対応も安心です。ただし、長期的に使う場合はトータルコストが割高になることもあるため、1〜2年以内の利用を想定するケースに最適です。
リースする
セミセルフレジを中長期的に使いたい場合は、リース契約がおすすめです。購入に比べて初期費用をほぼゼロにでき、月々の支払いで最新機種を導入可能です。
リース料の目安は月1〜3万円ほどで、クラウド利用料や保守サポートがセットになっているプランもあります。
最大のメリットは、設備投資を分散できること。資金繰りを圧迫せずに高性能モデルを導入できるため、店舗運営の安定にもつながります。
また、契約期間終了後に新しい機種へ入れ替えできる点も魅力です。注意点として、途中解約ができない契約が多いため、5年以上の利用を前提に検討するのが理想です。
途中解約してしまうと、高額な違約金が発生する可能性があるため注意しましょう。



セルフレジのリースについては、以下の記事も参考にしてください!


中古品を購入する
セミセルフレジの導入費を最も安く抑えたい場合は中古品の購入が選択肢になります。新品の半額以下、場合によっては3分の1程度の価格で導入できるため、コスト削減効果は非常に大きいです。
初期投資を最小限にしたい個人店や小規模店舗には特に向いています。ただし、中古機の導入はおすすめしません。
なぜなら「サポートの対象外になる可能性がある」からです。メーカー保証が切れている場合や、古いOS・決済端末が最新仕様に対応していないケースもあります。
そのため、購入前に動作確認やメンテナンス対応可否を必ず確認することが大切です。信頼できる業者から購入する、自身で機械メンテナンスができる店舗には向いています。
補助金や助成金を活用する
セミセルフレジの導入費を抑える最も現実的な方法が、国や自治体の補助金・助成金の活用です。特に「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」などは、レジ導入費の3分の1〜2分の1が補助対象になるケースもあります。
制度を利用すれば、初期費用100万円のレジを実質50万円以下で導入できる可能性もあります。申請には事業計画書の提出など一定の手続きが必要です。しかし、認定支援機関(販売代理店や会計事務所)にサポートしてもらえばスムーズに進められます。



補助金は年度ごとに募集時期や条件が異なるため、導入前に最新情報を確認することが重要です。「費用を抑えつつ最新機能を導入したい」事業者に最もおすすめの方法です。
セミセルフレジに活用できる補助金・助成金4選


セミセルフレジの導入費用を抑えるには、補助金や助成金の活用が効果的です。国や自治体では、生産性向上やキャッシュレス化を支援する制度が多数用意されています。
ここでは、セミセルフレジ導入に使える代表的な4つの補助金・助成金を紹介します。
- IT導入補助金
- 業務改善助成金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
IT導入補助金


IT導入補助金は、セミセルフレジの導入に活用されている代表的な補助金です。中小企業や小規模事業者が、業務効率化やデジタル化を目的としてITツールを導入する際に利用できます。
対象となるのは、POSレジや自動釣銭機、クラウド型システムなどで、補助率は最大2分の1、上限補助額は350万円です。
また、「インボイス対応類型」の枠が設けられており、会計・決済機能を備えたソフトウェア+関連ハードウエアでの申請が行えます。具体的な補助率・補助額は以下のとおりです。
<インボイス枠(インボイス対応類型)>
補助対象 | 補助率 | 補助額 |
---|---|---|
インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト | 中小企業は3/4以内、小規模事業者は4/5以内 | 50万円以下 |
2/3以内 | 50万円超〜350万円以下(※1) | |
PC・タブレット等 | 1/2以内 | 10万円以下 |
レジ・券売機等 | 20万円以下 |
(※1)補助額50万円超の際の補助率は、補助額のうち50万円以下については3/4(小規模事業者は4/5)、50万円超については2/3
申請には、IT導入支援事業者(登録された販売店など)のサポートが必要ですが、書類作成から手続きまでを代行してもらえる場合も多いです。
初期費用を大幅に軽減できる可能性があるため、最優先で検討すべき制度です。
出典:IT導入補助金2025
業務改善助成金


業務改善助成金は、労働生産性の向上を目的とし、事業場の設備改善や業務プロセス改革に必要な設備投資を支援する制度です。「生産性向上に資する機器導入」が助成対象となる可能性があり、セミセルフレジやPOS端末の導入費用の一部を補助してもらえる場合があります。
特徴的なのは、最低賃金の引き上げ額に応じて助成内容が変わる点です。「30円」「45円」「60円」「90円」の4区分が設定されています。
支給額は、設備投資にかかった費用をもとに、賃上げ幅・投資額・従業員数などを考慮して決定され、最大で600万円の助成が受けられます。たとえば賃金を30円引き上げた場合は30万円〜上限130万円、90円引き上げた場合は90万円〜上限600万円が目安です。
助成率は、申請を行う事業場の引き上げ前の事業場内最低賃金によって変わります。
事業場内最低賃金 | 助成率 |
---|---|
1,000円未満 | 4/5 |
1,000円以上 | 3/4 |
なお、助成を受けるには、就業規則の整備や賃金表の改定などの条件を満たす必要があり、申請後に審査を経て支給が決定します。支給は後払い方式のため、導入時に一時的な資金を確保しておくことが重要です。
出典:業務改善助成金
小規模事業者持続化補助金


小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化を目的とする小規模事業者に対し、その取組みに要する費用の一部を国が補助する制度です。セミセルフレジ導入を「業務効率化策」の一環として申請できることが多く、一般型通常枠では補助上限50万円・補助率2/3となっています。
また、インボイス対応やデジタル化促進の目的を含めた特別枠は、上限最大200万円(インボイス特例の要件を満たす場合は50万円を上乗せ)です。申請の際には、導入によってどれだけ効率化・売上向上が見込めるかを記した事業計画書が必須です。
その際は、商工会議所・商工会の支援が受けられます。ただし、採択まで時間がかかる点、そして交付は「後払い方式」であるため、先行して費用を立て替える必要があることには注意が必要です。
出典:小規模事業者持続化補助金
ものづくり補助金


ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上を目的として行う設備投資を支援する国の制度です。革新的なサービス開発や試作品開発、生産プロセスの改善など、事業の付加価値を高める取り組みを対象としています。
セミセルフレジやPOSレジの導入も、業務効率化・人件費削減・顧客サービス向上といった成果が見込まれる場合、補助対象となる可能性があります。
「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」の2コースが設けられています。特にセミセルフレジ導入で活用される可能性が高いのは製品・サービス高付加価値化枠です。
最大補助額は2,500万円。従業員数によって補助額が段階的に設定されており、5人以下は最大750万円、6〜20人は1,000万円、21〜50人は1,500万円、51人以上では2,500万円が上限です。補助率は中小企業が1/2、小規模事業者および再生事業者が2/3とされています。
価格だけでセミセルフレジを決めると失敗する3つの理由


セミセルフレジは価格だけで選ぶと、導入後に思わぬコストや運用トラブルが発生することがあります。安さだけを重視すると、サポート体制や機能面が不十分な場合もあるため注意が必要です。
ここでは、価格だけで決めると失敗する3つの理由をわかりやすく解説します。
- 店舗に必要な機能が搭載されていない場合がある
- サポートや保守体制が不十分で、トラブル時の復旧が遅れる
- 耐久性が低く、数年で買い替えが必要になる場合がある
店舗に必要な機能が搭載されていない場合がある
セミセルフレジを価格だけで選んでしまうと、店舗運営に必要な機能が不足しているケースがあります。例えば、キャッシュレス決済やポイント連携機能、売上データの自動集計などが非対応のモデルを選んでしまうと、業務効率が低下する店舗もあるでしょう。
特に飲食店や小売店では、客層や業態によって必要な決済手段が異なるため、「安いから」という理由だけで機能を妥協すると、後から追加費用が発生する可能性もあります。また、将来的にシステム拡張を検討している場合、安価なモデルでは他システムとの連携性が弱いことも多く、再導入が必要になるケースも少なくありません。
価格よりも、自店舗に合った機能構成かどうかを重視することが長期的なコスト削減につながります。
サポートや保守体制が不十分で、トラブル時の復旧が遅れる
価格の安いセミセルフレジには、サポートや保守体制が限定的なものが少なくありません。トラブル発生時に問い合わせ窓口がつながらなかったり、復旧対応まで時間がかかる場合もあり、営業中にレジが止まると売上に直結する損失が生じます。
特に飲食業や小売業のようにピークタイムが明確な業態では、1時間の停止でも大きな機会損失になります。安価なモデルでは、訪問修理が有料だったり、部品交換に数日かかったりすることもあるため注意が必要です。
一方、サポートが充実しているメーカーなら、遠隔での復旧支援や即日対応が可能な場合もあり、業務への影響を最小限に抑えられます。導入時には、価格だけでなく保守・メンテナンスの内容を比較することが非常に重要です。
耐久性が低く、数年で買い替えが必要になる場合がある
安価なセミセルフレジは、部品の品質や耐久性が低い傾向があります。導入直後は問題なく使えても、数年で故障や不具合が頻発し、結果的に買い替えコストが高くつくことも少なくありません。
特に、釣銭機やタッチパネルなどの可動部・電子部品は長時間稼働するため、耐久性が低い製品では消耗が早く、業務停止リスクが増大します。さらに、安価モデルはメーカー保証期間が短い場合も多く、修理費が自己負担となるケースもあります。
これらを考慮すると、初期費用が高くても耐久性とサポート品質を兼ね備えたモデルの方が長期的にコスパが良いです。レジは日常的に使用する店舗の要です。「安さ」よりも「長く安定して使えるか」を基準に選ぶことが、結果的にコスト削減につながるでしょう。
セミセルフレジを選ぶ際に価格以外で注目すべき5つのポイント
セミセルフレジを導入する際、価格だけで判断してしまうと、思わぬトラブルを招くことがあります。長く安心して使うためには、店舗運営に本当に必要な機能やサポート体制を見極めることが大切です。
ここでは、価格以外で注目すべき5つの重要なポイントを詳しく解説します。
- 操作性に優れているか
- キャッシュレス決済に対応しているか
- 店舗の設置スペースに適しているサイズか
- 既存システムと連携できるか
- サポート体制が充実しているか
操作性に優れているか
セミセルフレジを選ぶ際に最も重要なのが操作性の良さです。操作が複雑なレジは、スタッフの教育に時間がかかるだけでなく、顧客も戸惑ってしまい、スムーズな会計ができません。
特に飲食店やドラッグストアなど、ピーク時の回転率が重要な業態では、ワンタッチで操作できる直感的なインターフェースが求められます。加えて、画面デザインが見やすく、誤操作を防ぐ工夫がされているかも大切です。
高齢の利用者が多い店舗では、文字サイズやボタン配置も重要な比較ポイントになります。誰でも迷わず使える操作性の高さは、業務効率化と顧客満足度の両方を向上させる要素です。
導入前には実際のデモ操作を確認し、現場のスタッフが違和感なく使えるかを必ずチェックしましょう。
キャッシュレス決済に対応しているか
キャッシュレス化が進む現在、キャッシュレス決済への対応は必須です。現金だけでなく、クレジットカード・交通系IC・QRコードなど、幅広い支払い方法に対応できるセミセルフレジを選ぶことで、顧客の利便性を大きく高められます。
特に若年層や訪日観光客が多い店舗では、キャッシュレス非対応が機会損失につながることもあります。また、キャッシュレス決済を導入することで、現金管理の手間を減らし、釣銭間違いなどのヒューマンエラーを防げる点も大きなメリットです。
今後も決済手段は多様化していくため、アップデートや新規決済の追加に柔軟に対応できるレジシステムを選ぶことが、長期的な運用コストを抑えるうえで重要です。
店舗の設置スペースに適しているサイズか
セミセルフレジは、設置スペースとのバランスも非常に重要です。店舗のカウンターが狭い場合や導線が限られている場合、サイズが大きすぎるレジを選ぶと業務効率が落ちる原因になります。
特に飲食店や小売店では、スタッフの動線やお客様の支払いスペースを確保しながら配置することが求められます。小型モデルや卓上型のセミセルフレジであれば、限られたスペースでもスムーズな運用が可能です。
一方、大型店舗やスーパーでは、レジ台と釣銭機が一体型のモデルのほうが作業効率が高まります。導入前に、設置場所の寸法とコンセント位置、通路の幅を必ず確認し、実際の店舗レイアウトに合ったサイズを選びましょう。
見た目のスマートさも、店舗の印象を左右する大切なポイントです。
既存システムと連携できるか
セミセルフレジ導入の際には、既存のPOSシステムや会計ソフトとの連携性も必ず確認すべきです。レジ単体では売上や在庫の管理が難しく、他システムとデータを共有できないと、二重入力や手作業によるミスが増える恐れがあります。
例えば、在庫管理システムや予約管理システムと自動連携できれば、売上データをもとにリアルタイムで分析や発注が可能です。また、クラウド型POSを採用している場合、レジデータを遠隔で確認できるため、複数店舗の経営にも役立ちます。
導入前には、現在使っているシステムとの互換性やAPI連携の有無を必ずチェックしましょう。後から「連携できなかった」となると、余計な改修費やシステム入替コストが発生してしまいます。
サポート体制が充実しているか
セミセルフレジは日常的に使う機器であるため、サポート体制の充実度も重要です。価格だけで選んでしまうと、トラブル発生時に連絡が取れない、復旧まで数日かかるといったリスクがあります。
特に、営業中のレジ停止は売上に直結するため、24時間対応のサポートやリモート保守サービスを提供しているメーカーを選ぶのが理想です。また、定期的なソフトウェアアップデートや、部品交換・メンテナンスが受けられるかも重要な比較ポイントです。
サポート範囲が広いメーカーほど、長期的に安定した運用が可能になります。契約前には、「どこまで無償で対応してくれるのか」「有料サポートの内容は何か」を明確に確認し、運用リスクを最小限に抑える選択を心がけましょう。
人気セミセルフレジ12製品の価格を徹底比較
ここでは、人気セミセルフレジ12製品の価格と特徴を詳しく紹介します。



結論、セミセルフレジ選びで迷ったら「スマレジ」がおすすめです!
全業種、小規模から大規模店舗まで、今後の機能拡張を見据えた柔軟性が他製品より優れています。
製品名 | 価格例 | 月額費用 | 問い合わせ |
---|---|---|---|
![]() ![]() スマレジセミセルフレジセット | 約100万円 | 8,800円〜 | 問い合わせ |
![]() ![]() CASHIERのセミセルフレジ | 857,000円〜 | 6,400円〜 | 問い合わせ |
![]() ![]() 自動釣銭機NOMOCa-Regi | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() POS+ selfregi | 要お問い合わせ | 14,000円 | 問い合わせ |
![]() ![]() BCPOSのセミセルフレジ | 106万円(税別)〜 | 0円~ | 問い合わせ |
![]() ![]() Airレジのセミセルフレジ | 約100万円〜 | 0円~ | 問い合わせ |
![]() ![]() VITESE|東芝テック | 100万~150万円 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() PharmaCube(ファーマキューブ) | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() ハヤレジ | 186万円~(税別) | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() つりペイ君 | 約80万円〜 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() SMA SELシリーズ | 約170万円〜 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() ハッピーセルフ | 300万円~ | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
スマレジセミセルフレジセット|スマレジ株式会社【おすすめNo.1】


- クラウドPOS連携で多店舗管理・売上分析が容易
- 自動釣銭機とスムーズに連携でき、現金処理が効率的
- 導入コストが比較的低く、月額制で運用しやすい
スマレジは50,000店舗以上で導入されている人気のセミセルフレジです。高機能でありながら操作はシンプルで、飲食・小売・美容など業種や店舗規模を問わず導入できます。
スマレジ専用のアプリマーケットから必要な機能を自由に追加でき、ECサイトやキャッシュレス決済、外部システムとの連携もスムーズです。
さらに、全国7箇所にあるショールームで実機体験が可能。導入前に操作感を確認できるのはスマレジならではの安心ポイントです。
導入後も、365日対応のサポート体制を整えており、電話・チャット・メールで専門スタッフが丁寧にサポートします。
基本機能は無料で利用でき、売上分析・在庫管理・顧客管理など、店舗運営に必要な機能を標準搭載しています。コストを抑えつつも、機能性・拡張性・サポート体制のすべてがそろった万能型POSレジです。
価格 | 約100万円 |
---|---|
月額費用 | 8,800円〜 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mmグローリー|380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm |
構成内容 | iPad、自動釣銭機、iPadスタンド、バーコードリーダー |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 365日コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、オンサイト保守 |
CASHIERのセミセルフレジ|株式会社ユニエイム


- Androidベースの柔軟なシステムでカスタマイズ性が高い
- クレジット・QRなど多様なキャッシュレス決済に対応
- 初期費用を抑えた導入プランが充実している
CASHIER(キャッシャー)は、AndroidベースのクラウドPOSシステムを基盤に、セルフレジ機能を含めた構成が可能な製品です。 タブレット型や一体型POSレジ、モバイルPOS、タッチパネル型券売機など、店舗の規模や運用スタイルに合わせて柔軟に構成できます。
セミセルフレジとしての導入も可能で、スピーディーな会計処理とキャッシュレス対応を両立できます。
飲食店向けには、モバイルオーダー・ハンディオーダー・テーブルオーダー・スマホオーダーなどの注文デジタル化機能を搭載し、業務効率化と売上アップを同時に実現。さらに、クレジットカード・QRコード・電子マネーなど主要キャッシュレス決済に対応したオリジナル端末を提供しており、非接触型の会計にも対応可能です。
価格例 | 958,000円レンタルの場合:1週間10万円、2週間12万円、3週間14万円、4週間16万円 |
---|---|
月額費用 | 6,400円〜 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | 飲食、小売 |
サポート体制 | 電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート |
自動釣銭機NOMOCa-Regi|株式会社GENOVA


- 電子カルテ/レセコンとの高い連携性(95%以上対応)
- 新紙幣対応済みで将来性が高い
- 締め作業軽減や誤差防止のための出金・金種管理機能が充実
NOMOCa-Regi(ノモカレジ)は、クリニック・歯科向けに特化したセミセルフ/自動釣銭機です。電子カルテやレセコンとの連携性能が高く(95%以上対応実績)、会計情報を正確かつスムーズに引き渡せます。
2024年の新紙幣切り替えにも対応済みで、将来を見据えた運用が可能です。金種・枚数の自動出金機能により、レジ締め作業を大幅に削減でき、現金ミスのリスクも低減できます。
窓口での金銭授受をなくすことで衛生面の改善にも貢献します。導入実績も多く、医療現場特有の要件を満たす性能と信頼性を持った製品です。
価格例 | 要お問い合わせ |
---|---|
サイズ | – |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | クリニック |
サポート体制 | – |
POS+ selfregi|ポスタス株式会社


- POS+シリーズと連携しやすく、飲食・小売双方に対応
- デザインがシンプルで操作性に優れている
- アフターサポートや導入支援が充実
POS+ selfregi(ポスタスセルフレジ)は、業態に特化した柔軟な運用が可能なセルフレジシステムです。飲食店向けモデルでは、店舗ごとに異なるオペレーションに対応できる画面カスタマイズ機能を搭載し、オーダーから会計までの流れをスムーズに最適化します。
一方、小売店向けモデルでは、バーコードスキャンによる商品登録から決済までの一連の動作を自動化し、スピーディーな会計処理を実現します。
さらに、4カ国語(日本語・英語・韓国語・中国語)対応により、外国人利用客へのスムーズな接客も可能。インバウンド需要を見据えた多言語対応型セルフレジとして、飲食・小売どちらの現場にも柔軟に対応できるモデルです。
価格例 | 要お問い合わせ |
---|---|
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | 小売、飲食、美容・サロン、クリニックなど |
サポート体制 | 365日電話サポート、現地駆けつけサポート |
BCPOSのセミセルフレジ|株式会社ビジコム


- 既存のBCPOSユーザーがスムーズにセミセルフ化できる
- 売上・在庫・顧客管理を一元化できるPOS連携
- 中小規模店舗向けにコスパの良いプランを提供
BCPOSのセミセルフレジは、現場の利便性と効率性を両立した多機能型POSシステムです。最大の特徴は、POSレジ画面上で自動釣銭機の状態をリアルタイムで確認できる点にあります。
釣銭の不足や満杯アラートをスタッフ側のモニターで把握できるため、レジを止めることなく補充や精査の準備が可能。これにより、混雑時でもスムーズな会計が維持できます。
さらに、自動釣銭機の向きを変更すれば、通常のPOSレジとしても活用可能です。運用状況に応じて柔軟に切り替えられる、コストパフォーマンスの高いセミセルフレジといえるでしょう。
価格例 | 自動釣銭機セット ( 富士電機 ):1,060,000(税別) 自動釣銭機セット ( グローリー ):1,100,000(税別) |
---|---|
月額費用 | 0円~ |
サイズ | ・富士電機 | ECS-777:硬貨部 W270×D600×H130mm紙幣部 W220×D600×H130mm・グローリー | 300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm・グローリー | 380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm |
構成内容 | 自動釣銭機15インチタッチパネルPCレシートプリンターバーコードリーダーバーコードリーダー用スタンド10インチスタンドタッチモニターデスクトップQRコードリーダー |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 電話サポート、365日現地駆けつけサポート |
Airレジのセミセルフレジ|株式会社リクルート


- 無料で利用できる基本POS機能が充実
- 各種決済端末や周辺機器との連携性が高い
- 運用実績とサポート体制が業界トップクラス
Airレジは、0円で始められるクラウドPOSレジアプリとして幅広く使われており、セミセルフ運用も可能な拡張性を持っています。iPadやiPhoneにアプリをインストールするだけで使い始められる手軽さが特徴です。
会計・売上管理・在庫管理・顧客管理といった基本機能がそろっており、Airペイと組み合わせることでクレジットカードや交通系電子マネー、QRコード決済にも対応します。決済情報は金額再入力不要で自動反映できる点も便利です。
また、インボイス制度にも対応済みで、レシートに適格請求書の登録番号を印字できる機能を備えています。
価格例 | 100万円~ |
---|---|
月額費用 | 0円〜 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
構成内容 | iPad、自動釣銭機、iPadスタンド、バーコードリーダーなど |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 24時間メールサポート、チャットサポート |
VITESE|東芝テック


- 高速で正確な釣銭処理と紙幣・硬貨の自動識別機能
- 利用者にわかりやすいLED誘導と静音設計
- 耐久性・セキュリティ性が高く、大型店舗で多数導入
東芝テックが開発した自動釣銭機 VT-330(VITESE) は、レジ操作のプロ目線で設計されたセミセルフレジ対応機です。店舗で慣れないスタッフやお客様が使うことを想定し、シンプルかつ直感的な操作性を追求しています。
紙幣は「落とすだけ」で取り込まれる新構造、硬貨投入口は従来比140%に拡大し、補充や会計処理を高速化します。さらに、紙幣の出金方向を揃えるオプション機能により、お釣りを渡す際の細かい仕分け作業は不要です。
万が一のトラブル時には電磁ロック機能とキーレス開閉機能で対応し、現金回収の手間を削減。レジ連動性をフル活用し、使いやすさ・安全性・運用性を兼ね備えた釣銭機として、おすすめできるモデルです。
価格例 | 100万~150万円 |
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サイズ | – |
構成内容 | 紙幣釣銭機 VT-330-S硬貨釣銭機 VT-330-KL棒金ドロワ VT-50-B3棒金ドロワ VT-70-B3小型ドロワ KITVT-330-MDコイントレー KITVT-200-CT-S |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 電話サポート、全国120ヶ所に拠点配置 |
PharmaCube(ファーマキューブ)|株式会社APOSTRO


- 会計業務を自動化し、薬剤師・スタッフが対人業務に専念できる
- レセコン連携、省スペース設計など薬局運用に最適化
- 高コストパフォーマンスと充実した導入・運用サポート体制
PharmaCube(ファーマキューブ)は、薬局専用に開発されたセルフレジシステムです。従来、1人あたり1分以上かかっていた会計業務を自動化することで、スタッフが服薬指導や接客などの“対人業務”に集中できる環境を実現します。
患者自身が支払いを行う仕組みのため、レジ対応の手間を削減し、金銭授受ミスも防止。締め作業の簡略化と正確な現金管理を両立します。
さらに、導入後もレセコン連携や業務フロー構築、法改定対応まで支援する万全のサポート体制を整えており、薬局の業務効率化と地域医療への貢献を両立する信頼の1台です。
価格例 | 要お問い合わせ |
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サイズ | – |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | 薬局 |
サポート体制 | コールセンター、保守サポート |
ハヤレジ|GMOヘルステック株式会社


- 電子カルテ・レセコンとの高い連携率
- 会計作業の効率化とミス削減、釣銭補充・回収業務の負荷軽減を実現
- IT導入補助金対象ツールとして認定され、導入支援体制も整備されている
ハヤレジは、GMOヘルステックが提供する医療機関向けセミセルフ/自動精算レジシステムです。電子カルテ・レセコンと高い連携性を持ち、請求情報を自動取り込みできるため、入力ミスを減らし業務効率を大きく改善します。
現金授受や釣銭ミスに伴うトラブルを抑える自動釣銭機連携も可能で、スタッフの会計作業負担を軽減。さらに、ハヤレジは「IT導入補助金2025」対象ツールとして認定されており、導入支援を受けられる場合もあります。
画面はシンプルで使いやすく設計されており、導入後の操作習熟もスムーズです。
価格例 | 1,860,000円~(税別) |
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サイズ | W495×H436×D595mm |
構成内容 | ・タッチディスプレイ:(一体型PC)SHARP RZ-E3L5J(15㌅)・セカンドモニタ:BUSICOM BC-SD10TII-RW・自動釣銭機:GLORY R08シリーズ・レシートプリンタ:SII RP-F11 |
おすすめの業種 | クリニック |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
つりペイ君|旭精工株式会社


- 小型設計で狭いカウンターにも設置可能
- 抗菌処理された部位を持ち、衛生性に配慮
- 大容量硬貨収納が可能で補充回数を削減できる
つりペイ君は、旭精工が提供する自動釣銭機/自動精算機で、小型設計を活かし狭いカウンター空間にも設置しやすい点が特徴です。タッチパネル部や入金・出金部に抗菌処理を施し、衛生面への配慮を重視しています。
さらに硬貨収納能力が大きく、硬貨補充の頻度を抑えられ、レジ停止時間を削減。自動釣銭機能を活用することで釣銭ミスや現金締め作業の負荷を軽減し、現金管理の効率化に貢献しています。
価格例 | 800,000円〜 |
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サイズ | W452mm×D451mm×H200mm |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | メール、電話 |
SMA SELシリーズ|株式会社インテクア


- 省スペース設計・選べる機種
- 大容量かつトラブル防止設計
- キャッシュレス決済・レセコン連携対応
SMA SEL(スマセル)シリーズは、株式会社インテクアが提供する医療機関・クリニック向け自動精算機/セミセルフレジのラインナップです。
卓上型や自立型など3種類の機種から選べ、受付カウンターが狭くても設置できるスリム設計を採用。奥行34.5cmのモデルもあり、省スペース性に配慮されています。
現金管理面でも強みを持ち、大容量のカセット交換方式や非循環式構造により詰まりやトラブルを抑制できる点も特徴です。1円・5円硬貨にも対応し、つり銭切れの心配を軽減します。
医療機関運営に適した仕様も豊富で、会計待ち時間の短縮、締め作業の効率化、現金トラブル防止など、診療所・病院での導入メリットが期待できます。
価格例 | 1,700,000円〜 |
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サイズ | – |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | クリニック/病院 |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
ハッピーセルフ|株式会社寺岡精工


- 1台でセミセルフ・フルセルフ・自動精算モードに切替可能
- 非接触会計を実現し、つり銭ミスの削減に貢献
- 多彩なキャッシュレス決済対応で会計の利便性を向上
ハッピーセルフは、寺岡精工が手がける自動精算レジ/セミセルフレジです。1台でセミセルフ・フルセルフ・自動精算モードに切り替えられます。
通常運用時はセミセルフ仕様でスタッフ補助を残しつつ、混雑時にはフルセルフ運用に切り替えるといった柔軟な使い方が可能です。現金授受をなくす非接触会計機能により釣銭ミスを抑制します。
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多彩なキャッシュレス決済にも対応し、会計の利便性を高めています。利便性向上の観点から、スーパー・小売店のほか自治体窓口などでの導入も進んでいるセミセルフレジです。
価格例 | 300万円~ |
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サイズ | – |
構成内容 | レジ本体、マルチ決済端末 |
おすすめの業種 | 流通小売、食品製造・加工、製造・物流、飲食・専門店 |
サポート体制 | 24時間電話サポート |
セミセルフレジの価格に関するよくある質問
セミセルフレジの導入を検討する際、最も気になるのが「価格」です。とはいえ、フルセルフレジとの違いや導入方法によって費用は大きく変わります。
ここでは、価格相場やコストを抑える方法、中古導入の注意点など、よくある質問にわかりやすく答えます。
- セミセルフレジとフルセルフレジの価格相場は?
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セミセルフレジの導入費用は、一般的に100万〜450万円前後が目安です。
- 最も安くセミセルフレジを導入する方法は?
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セミセルフレジを最も安く導入する方法は、国の補助金制度を活用して購入することです。
- 中古のセミセルフレジを導入しても問題はない?
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中古のセミセルフレジは初期費用を抑えられる点は魅力ですが、基本的にはおすすめできません。
詳しくは以下の項目を参考にしてください。
セミセルフレジとフルセルフレジの価格相場は?
セミセルフレジの導入費用は、一般的に100万〜450万円前後が目安です。POSレジ本体や自動釣銭機、レシートプリンターなどを含む構成で、クリニックや飲食店などの中小規模店舗に適しています。
一方、フルセルフレジはお客様がすべての操作を行うため、スキャナーや決済端末などの機器が増え、200万〜400万円程度が相場です。フルセルフは完全無人運用が可能ですが、初期投資が高めになる傾向があります。
店舗の規模や客層を踏まえて、どちらが効率的かを見極めることが大切です。
最も安くセミセルフレジを導入する方法は?
セミセルフレジを最も安く導入する方法は、国の補助金制度を活用して購入することです。代表的なものに「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」があり、導入費用の最大3分の2が補助されるケースもあります。
たとえば150万円のレジなら、実質負担が50万円程度に抑えられる計算です。ただし、短期の運用であれば、レンタルが最もコスパよく導入できるでしょう。
中古のセミセルフレジを導入しても問題はない?
中古のセミセルフレジは初期費用を抑えられる点は魅力ですが、基本的にはおすすめできません。 理由は、故障リスクやサポートの欠如など、長期運用における不安要素が多いためです。
中古機はすでに稼働年数が長く、内部部品の摩耗やソフトウェアの更新停止によって、突然のトラブルが発生するケースもあります。また、新紙幣対応や最新のキャッシュレス機能に非対応の製品も多く、数年以内に再購入が必要になることも多いです。
結果的に、修理費やダウンタイムでコストが増える可能性が高いため、新品またはメーカー保証付きのリース導入が安全で確実です。
まとめ
本記事では、セミセルフレジの仕組みとフルセルフとの違い、導入にかかる初期費用・月額費用の相場、そしてコストを抑える具体策を網羅的に解説しました。
セミセルフレジの価格相場は、小型は100〜150万円、大型は300〜450万円が目安です。安く導入したい場合は、
- 最安を目指すなら補助金を使った購入
- 短期はレンタル
- 中長期はリース
も選択肢となります。価格だけで選ぶと、機能不足・保守不備・耐久性リスクで逆に割高になるため、操作性・キャッシュレス対応・設置サイズ・連携性・サポートを総合的に比較することが大切です。今回紹介した人気12製品の特徴も参考に、店舗規模や業態に合う最適解を見つけてください。
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