ドラッグストアでは人手不足や会計待ちの解消などを背景に、セルフレジの導入が進んでいます。一方で「フルセルフとセミセルフの違いが分からない」「価格や失敗しない選び方を知りたい」と悩む店舗も少なくありません。
この記事ではドラッグストア向けセルフレジの種類や選び方のポイント、おすすめセルフレジ5選の比較などを解説します。
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ドラッグストア向けおすすめのセルフレジメーカーTOP2比較表
| サービス名 | スマレジ | クリニックキオスク |
|---|---|---|
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| 問い合わせ | 問い合わせ | |
| 評価 | 5.0 | 4.9 |
| 導入価格例 | 約100万円 | 要お問い合わせ |
| おすすめの業種 | ・医療 ・薬局 ・飲食 ・小売 ・美容/サロン ・アパレル ・観光業 | ・病院 ・診療所 ・歯科医院 |
| サポート体制 | ・365日コールセンター ・ヘルプサイト ・メールサポート ・オンサイト保守 | 要お問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社スマレジ | 株式会社APOSTRO |
ドラッグストア向けセルフレジの種類

ドラッグストア向けセルフレジの種類を理解することは、業務効率化やトラブル防止につながります。ここでは、代表的なフルセルフレジとセミセルフレジの特徴を見ていきましょう。
| 項目 | フルセルフレジ | セミセルフレジ |
|---|---|---|
| 商品スキャン(登録) | お客様が行う | スタッフが行う |
| 支払い操作 | お客様が行う | お客様が行う |
| 省人化の効果 | 大きい(会計業務を広く任せられる) | 中程度(支払い部分のみ分散) |
| レジ待ち短縮効果 | 大きい(台数増で分散しやすい) | 大きい(支払い渋滞を減らしやすい) |
| 操作の難しさ | やや高い(初めての人が迷いやすい) | 低め(操作が支払い中心で分かりやすい) |
| 向いている店舗 | 来店数が多い、少量購入が多い、回転率重視 | 高齢者が多い、現金比率が高い、防犯重視 |
フルセルフレジ
フルセルフレジとは、商品のスキャンから支払いまでをすべてお客様自身が行うセルフレジです。ドラッグストアではレジ待ちの行列緩和や人件費削減を目的に導入されるケースが増えています。
特に来店客数が多く、同じ商品をまとめ買いする傾向がある店舗では、会計処理を分散できる点が大きなメリットです。一方で、操作に不慣れなお客様へのフォローが必要になりやすく、スタッフが完全に不要になるわけではありません。
また、医薬品や化粧品など万引きリスクが高い商品を扱うため、防犯カメラや管理タグとの併用が重要です。導入時は、年齢確認や医薬品販売ルールへの対応可否も必ず確認する必要があります。

セミセルフレジ
セミセルフレジは、商品の登録はスタッフが行い、支払いのみをお客様が操作する方式です。ドラッグストアでは最も導入しやすいタイプとされており、操作ミスや不正を抑えつつ、会計時間の短縮を実現できます。
スタッフが商品点数や内容を把握できるため、高価な医薬品や化粧品の管理もしやすく、防犯面でも安心感があります。さらに、現金授受を自動化できるため、釣銭ミス防止やレジ締め作業の効率化にも効果的です。
高齢者やセルフ操作が苦手な利用者が多い店舗でも導入しやすい点が大きな強みで、段階的に省人化を進めたいドラッグストアに適した選択肢といえます。

これで失敗しない!ドラッグストア向けセルフレジの選び方

ドラッグストア向けセルフレジの選び方は以下のとおりです。
- 店舗規模・客層で選ぶ
- 決済手段の対応範囲を確認する
- 高齢者でも使いやすい操作画面か確認する
- POSレジや在庫管理システムと連携できるか確認する
- 導入後も安心できる保守・サポート体制があるか確認する
それぞれ解説します。
店舗規模・客層で選ぶ
ドラッグストア向けセルフレジ選びで最も重要なのが、店舗規模と客層に合っているかという視点です。大型店舗で来店客数が多い場合は、会計を分散できるフルセルフレジを複数台設置することで、レジ待ち時間の大幅な短縮が期待できます。
一方、地域密着型の中小規模店舗や高齢者の来店が多い店舗では、操作負担の少ないセミセルフレジの方が適しているケースが多いです。客単価や購入点数、ピークタイムの混雑状況を踏まえずに導入すると、操作サポートが増えて逆に人手を取られる恐れがあります。
自店の売場面積・来店頻度・年齢層を整理したうえで選定することが失敗防止の第一歩です。
決済手段の対応範囲を確認する
ドラッグストアでは、決済手段の幅が顧客満足度に直結します。現金だけでなく、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに幅広く対応しているかは必ず確認すべきポイントです。
特に若年層やインバウンド需要があるエリアでは、キャッシュレス対応が不十分だとレジ回転率の低下につながります。また、セルフレジによっては決済ブランドごとに追加費用が発生する場合もあるため、初期費用だけでなくランニングコストも含めて比較することが重要です。
将来的な決済トレンドを見据え、拡張性の高いセルフレジを選ぶことが安心につながります。
高齢者でも使いやすい操作画面か確認する
ドラッグストアは高齢者の利用が多い業態のため、操作画面の分かりやすさは非常に重要です。文字が小さく操作手順が複雑なセルフレジでは、操作案内やサポート対応が頻発し、スタッフの負担が増えてしまいます。
画面表示が大きく、ボタン配置が直感的で、操作ステップが少ない設計かどうかを事前に確認しましょう。可能であれば、デモ機やショールームで実際に操作し、迷わず使えるかを体感することが理想です。
高齢者が一人でも完結できる設計かどうかが、現場定着の成否を左右します。
POSレジや在庫管理システムと連携できるか確認する
セルフレジは単体で導入するのではなく、POSレジや在庫管理システムとの連携が不可欠です。連携できない場合、売上データの二重管理や在庫数のズレが発生し、業務効率がかえって低下する恐れがあります。
ドラッグストアではSKU数が多く、医薬品や化粧品など在庫管理が重要な商品も多いため、リアルタイムでのデータ反映は必須条件です。既存システムとの互換性や、将来的なシステム拡張への対応可否も含めて確認しましょう。
業務全体を効率化できるかという視点で選ぶことが重要です。
導入後も安心できる保守・サポート体制があるか確認する
セルフレジは導入して終わりではなく、トラブル時のサポート体制が非常に重要です。決済エラーや機器トラブルが発生した際、迅速に対応してもらえないと、会計が止まり店舗運営に大きな影響が出ます。
24時間対応のサポート窓口があるか、現地対応のスピードはどの程度か、保守費用は月額か都度対応かなど、契約内容を事前に確認することが欠かせません。導入後の安心感まで含めて比較することが、長期的な失敗防止につながります。
ドラッグストアにおすすめのセルフレジ5選を比較
ドラッグストアでセルフレジを導入する際は、業態特有の会計フローや客層に合った製品選びが重要です。ここでは、ドラッグストアに特におすすめできるセルフレジ5製品を厳選し、それぞれの特徴や向いている店舗像を解説します
スマレジ【おすすめNo.1!】

スマレジは、フルセルフレジ・セミセルフレジの両方に対応できる柔軟性の高さが強みです。iPadをベースにしたシステムのため、初期費用を抑えやすく、既存レジから段階的にセルフ化を進めたいドラッグストアにも適しています。
ORCAなど主要なレセコンとの連携実績もあり、薬局・調剤併設型店舗でも導入しやすい点が評価されています。また、クーポン適用や複数商品のまとめ精算など、ドラッグストアで発生しやすい会計パターンにも柔軟に対応可能です。
混雑時は顧客自身が操作することで会計待ちを分散でき、スタッフは接客や品出しに集中できます。機能拡張性・導入実績・コストバランスの総合力が高く、初めてのセルフレジ導入でも失敗しにくい製品といえるでしょう。
| 価格 | 約100万円 |
|---|---|
| 月額費用 | 8,800円〜 |
| サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mmグローリー|380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm |
| 構成内容 | iPad、自動釣銭機、iPadスタンド、バーコードリーダー |
| サポート体制 | 365日コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、オンサイト保守 |
クリニックキオスク

クリニックキオスクは、もともと医療機関向けに開発された自動精算機ですが、省スペース設計と会計の正確性を重視した構造はドラッグストアにも相性が良いです。特に調剤併設店舗や、会計スペースが限られている都市型ドラッグストアで導入しやすい点が魅力です。
外来診療を想定した設計思想から、金額確定後の精算フローが明確で、操作ミスや不正を抑えやすい構成になっています。さらに、導入時は単なる設置にとどまらず、業務フローの構築まで支援してもらえるため、セルフレジ運用が初めての店舗でも安心です。
限られたスペースで確実な会計を行いたいドラッグストアに向いた製品といえるでしょう。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| サイズ | – |
| 構成内容 | – |
| サポート体制 | 要お問い合わせ |
キャッシャー

キャッシャーは、セルフレジ対応のハードウェアとPOSシステムを組み合わせたサービスで、省人化と回転率向上を重視するドラッグストアに適した製品です。バーコードスキャナーやレシートプリンターを内蔵した構成により、追加機器を最小限に抑えながらセルフ化を進められます。
また、キャッシュレス決済や自動精算機との連携にも対応しており、現金・非現金のどちらにも対応した柔軟な会計が可能です。本体が比較的コンパクトなため、複数台設置もしやすく、混雑しやすい時間帯の会計分散にも効果を発揮します。
限られたレジスペースで複数台運用したい店舗におすすめです。
| 価格例 | 958,000円 レンタルの場合:1週間10万円、2週間12万円、3週間14万円、4週間16万円 |
|---|---|
| 月額費用 | 6,400円〜 |
| サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
| 構成内容 | – |
| サポート体制 | 電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート |
ノモカスタンド

ノモカスタンドは、調剤薬局やクリニックでの導入実績が豊富な自動精算機で、会計の正確性と業務効率化を重視するドラッグストアに向いています。スタッフが金額を確定し、顧客が支払いを行うセミセルフ方式のため、操作ミスや不正リスクを抑えやすいのが特徴です。
自動釣銭機と連動することで現金授受のミスを防止でき、レジ締め作業の簡略化にもつながります。高価な医薬品や化粧品を扱うドラッグストアでは、防犯面と会計管理の両立が重要になるため、安心感を重視した運用をしたい店舗に適した選択肢です。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| サイズ | – |
| 構成内容 | – |
| サポート体制 | 要お問い合わせ |
ハヤレジセルフ

ハヤレジセルフは、医科・歯科・調剤分野に特化したハヤレジのノウハウを活かしたセルフレジシステムで、調剤併設型ドラッグストアとの相性が非常に高い製品です。電子カルテやレセコンとの高い連携率を誇り、請求金額の自動反映によって入力ミスを防げます。
セミセルフ方式を採用しているため、現金に触れる機会を減らしつつ、会計の正確性と衛生面の両立が可能です。締め作業も簡単になり、レジ関連業務の負担軽減にもつながります。
医療寄りの業務フローを持つドラッグストアに特におすすめできるセルフレジです。
| 価格例 | 1,860,000円~(税別) |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| サイズ | W495×H436×D595mm |
| 構成内容 | ・タッチディスプレイ:(一体型PC)SHARP RZ-E3L5J(15㌅)・セカンドモニタ:BUSICOM BC-SD10TII-RW・自動釣銭機:GLORY R08シリーズ・レシートプリンタ:SII RP-F11 |
| サポート体制 | 要お問い合わせ |
ドラッグストアにセルフレジを導入するメリット
ここでは、ドラッグストアがセルフレジを導入することで得られる具体的なメリットを解説します。
レジ待ち時間を短縮し混雑を解消できる
ドラッグストアにセルフレジを導入する最大のメリットは、レジ待ち時間を短縮し、店内の混雑を解消できる点です。ドラッグストアは日用品や医薬品を目的に短時間で利用する顧客が多く、レジ待ちが発生すると不満につながりやすい業態です。
セルフレジを複数台設置することで、会計処理を同時に進められるため、ピークタイムでも行列が発生しにくくなります。特に少量購入の顧客はセルフレジを選びやすく、有人レジの負担軽減にもつながるでしょう。
混雑の解消は顧客満足度を高めるだけでなく、回転率向上による売上機会の最大化にも直結します。
人手不足を補い少人数でも店舗運営ができる
ドラッグストア業界では慢性的な人手不足が続いており、レジ要員の確保が難しい店舗も少なくありません。セルフレジを導入すれば、会計対応に必要な人員を大幅に削減でき、少人数でも安定した店舗運営が可能になります。
有人レジを最小限に抑えつつ、セルフレジで会計を分散できるため、スタッフ配置の自由度が高まります。浮いた人員は品出しや売場整理、接客フォローなどに回せるため、サービス品質の低下も防げます。
採用が難しいエリアや、シフトが組みにくい店舗にとっては特に大きな導入メリットといえるでしょう。
会計業務を分散できスタッフの負担を軽減できる
セルフレジは、会計業務をスタッフだけに集中させず、顧客と分担できる仕組みです。フルセルフレジであれば商品登録から精算までを顧客が行い、セミセルフレジでも支払い業務を任せられます。
スタッフは常にレジに張り付く必要がなくなり、業務の偏りや精神的な負担を軽減できます。特に混雑時の焦りや会計ミスの発生を抑えやすくなる点は大きなメリットです。
スタッフの負担軽減は働きやすさの向上につながり、離職防止や職場環境改善にも効果を発揮します。
現金授受を自動化でき釣銭ミスや過不足金を防止できる
セルフレジや自動釣銭機を導入することで、現金の受け渡しを機械が行うため、釣銭ミスや過不足金を防止できます。ドラッグストアは取引件数が多く、忙しい時間帯ほど現金ミスが起こりやすい環境です。
現金管理を自動化すれば、会計の正確性が向上し、レジ締め作業も短時間で完了します。過不足金の確認や報告作業が減ることで、管理者の負担軽減にもつながります。
金銭トラブルを未然に防げる点は、長期的な店舗運営の安定化に大きく貢献するでしょう。
非接触会計により衛生面の安心感を高められる
セルフレジの導入により、スタッフと顧客の接触を最小限に抑えた非接触会計を実現できます。現金の受け渡しや端末操作を顧客自身が行うため、衛生面への配慮を重視するドラッグストアにとって大きなメリットです。
医薬品や衛生用品を扱う業態では、清潔感や安心感が店舗評価に直結します。感染症対策としても有効で、高齢者や健康意識の高い顧客にも安心して利用してもらえます。
衛生面への配慮は、店舗の信頼性向上にもつながる重要なポイントです。
ドラッグストアにセルフレジを導入するデメリット・注意点
ここでは、導入後に「想定と違った」とならないために知っておきたいポイントを、ドラッグストア目線で詳しく解説します。
初期費用や保守費用が高額になりやすい
セルフレジ導入時にまず注意したいのが、初期費用や保守費用が想像以上に高額になりやすい点です。セルフレジ本体に加え、バーコードスキャナーや自動釣銭機、防犯機器などを組み合わせると、導入コストは数百万円規模になるケースもあります。
また、導入後は月額のシステム利用料や保守費用、故障時の修理費が発生します。価格だけで判断すると、ランニングコストが経営を圧迫する可能性もあるため注意が必要です。
そのため、導入前に初期費用だけでなく、数年単位での総コストを把握することが重要です。補助金やリース、サブスクの活用も含めて検討する必要があります。
高齢者や機械操作が苦手な利用者が戸惑いやすい
ドラッグストアは高齢者の利用が多い業態のため、セルフレジの操作に戸惑う利用者が一定数発生する点は注意が必要です。画面操作や商品スキャン、支払い方法の選択などが複雑だと、操作が止まってしまい、かえってレジ前が混雑する原因になります。
結果としてスタッフが付き添う場面が増え、省人化の効果を十分に発揮できないこともあります。こうした事態を防ぐには、操作画面が分かりやすい機種を選ぶことや、セミセルフレジを併用する工夫が重要です。
客層に合わないセルフレジ導入は、顧客満足度の低下につながる可能性があります。
万引きや不正行為のリスクが高まる可能性がある
セルフレジ導入により、万引きやスキャン漏れなどの不正行為のリスクが高まる可能性も考慮しなければなりません。ドラッグストアでは高価な医薬品、妊娠検査薬、精力剤、化粧品などが多く、セルフレジと相性の悪い商品も存在します。
有人レジと比べてスタッフの目が行き届きにくくなるため、防犯対策が不十分だと被害が増える恐れがあります。そのため、防犯カメラや管理タグ、防犯ゲートとの併用が不可欠です。セルフレジ導入は、防犯対策とセットで考える必要があります。
トラブル発生時に会計が一時停止する恐れがある
セルフレジは機械である以上、システム障害や通信エラーなどのトラブルが発生する恐れがある点は注意が必要です。決済エラーや端末のフリーズが起きると、そのレジが使えなくなり、会計が一時的に停止してしまいます。
特にセルフレジに依存した運用をしている場合、トラブル時の影響は大きくなります。そのため、有人レジを一定数残す、トラブル時の対応マニュアルを整備するなどの対策が必要です。
サポート体制が充実したメーカーを選ぶことが、運用上のリスクを抑える重要なポイントとなります。
ドラッグストア向けセルフレジの価格相場

ドラッグストアでセルフレジを導入する際、最も気になるポイントの一つが価格相場です。セルフレジは種類によって費用感が大きく異なり、選び方を誤ると想定以上のコスト負担につながります。
こでは、ドラッグストア向けセルフレジの価格相場を種類別に分かりやすく解説します。
セミセルフレジの価格相場は100万〜150万円前後
セミセルフレジの価格相場は、1台あたりおおよそ100万〜150万円前後が目安です。
セミセルフレジは、商品の登録をスタッフが行い、支払いのみを顧客が操作する方式のため、フルセルフレジと比べて構成が比較的シンプルです。その分、本体価格を抑えやすく、ドラッグストアでも導入しやすいタイプといえます。
この価格帯には、レジ端末本体に加えて、自動釣銭機や決済端末との連動費用が含まれるケースが多く、会計ミス防止やレジ締め効率化といった効果も期待できます。ただし、機種によっては設置費用や保守費用が別途必要になる場合もあるため注意が必要です。
操作性と防犯性のバランスを重視したいドラッグストアにとって、コストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。

フルセルフレジの価格相場は100万〜300万円前後
フルセルフレジの価格相場は、1台あたり100万〜300万円前後と幅があります。これは、商品のスキャンから支払いまでをすべて顧客が行うため、端末の性能や防犯機能、UI設計などによって価格差が大きくなるためです。
大型ディスプレイや重量センサー、防犯カメラ連携機能などを備えた高機能モデルでは、価格が200万円を超えることも珍しくありません。フルセルフレジは、会計業務を大幅に省人化できる一方で、万引き対策や操作フォローが欠かせません。
そのため、本体価格だけでなく、防犯設備やサポート体制を含めた総コストで判断することが重要です。来店客数が多く、レジ回転率を重視するドラッグストアほど投資効果を実感しやすいタイプといえるでしょう。
ドラッグストア向けセルフレジの費用を抑える4つの方法
ドラッグストアでセルフレジを導入する際は、機能だけでなく費用面の負担をどう抑えるかが重要な検討ポイントになります。導入方法を工夫すれば、初期投資を抑えつつセルフレジの効果を得ることも可能です。
ここでは、ドラッグストア向けセルフレジの費用を抑えるための代表的な4つの方法を解説します。
格安のメーカーを利用する
セルフレジの費用を抑える最もシンプルな方法が、価格を抑えたメーカーや機種を選ぶことです。大手メーカーの高機能モデルは安心感がある一方で、本体価格や保守費用が高くなりがちです。
ドラッグストアによっては、必要最低限の機能だけで十分なケースも多く、過剰な機能はコスト増につながります。格安メーカーの中には、基本的な会計機能やキャッシュレス決済に対応しつつ、価格を抑えたモデルを提供しているところもあります。
ただし、価格だけで判断するとサポート体制や拡張性に不安が残る場合もあるため注意が必要です。自店に必要な機能を明確にし、過不足のない構成を選ぶことがコスト削減のポイントになります。
レンタル・リースを利用する
初期費用を抑えたい場合に有効なのが、セルフレジのレンタルやリースを利用する方法です。購入と比べて初期投資を大幅に抑えられるため、資金に余裕がないドラッグストアでも導入しやすくなります。
レンタルであれば短期間から利用できるため、繁忙期対策や試験導入にも適しています。一方、リースは中長期利用を前提に月額費用を分割して支払う仕組みで、資金繰りを安定させやすい点が特徴です。
ただし、長期間利用すると総支払額が購入より高くなる場合もあります。導入期間や利用目的を整理したうえで、購入と比較検討することが重要です。


サブスクを利用する
近年増えているのが、月額制のサブスクリプション型セルフレジサービスです。サブスク型は、初期費用を抑えつつ、月額料金にハードウェア利用料やシステム利用料、サポート費用が含まれているケースが多いのが特徴です。
導入時の負担が軽く、費用を平準化できるため、経費管理もしやすくなります。また、システムアップデートが自動で行われる場合もあり、常に最新環境で運用できる点もメリットです。
ただし、解約条件や最低利用期間が設定されている場合もあります。長期運用を前提とする場合は、総コストを必ず確認することが大切です。
補助金・助成金を活用する
セルフレジ導入費用を抑えるうえで、補助金や助成金の活用は非常に有効な手段です。IT導入補助金や業務改善助成金などを活用すれば、導入費用の一部が補助され、自己負担額を大きく減らせる可能性があります。
特に人手不足対策や業務効率化を目的とした導入は、補助対象になりやすいです。ただし、申請には事前準備や期限管理が必要で、不採択となるケースもあります。
補助金ありきで導入を進めるのではなく、採択されなくても運用できる計画を立てることが重要です。

ドラッグストア向けセルフレジの使い方の流れ

ドラッグストアでセルフレジを初めて使う場合、「操作が難しそう」と不安に感じる方も少なくありません。しかし、基本的な流れを理解しておけば、誰でもスムーズに会計できます。
ここでは、ドラッグストア向けセルフレジの使い方をステップごとに解説します。
ステップ1:商品を1点ずつバーコードにかざして読み取る
セルフレジの操作は、商品のバーコードを読み取ることから始まります。購入する商品を1点ずつ手に取り、バーコードをスキャナー部分にかざすと、画面に商品名と金額が表示されます。
ドラッグストアでは商品点数が多くなりやすいため、まとめて読み取ろうとせず、必ず1点ずつ操作することが大切です。バーコードが反応しない場合は、角度を変えたり、少し距離を取ったりすると改善することがあります。
焦らず順番に読み取ることが、スムーズな会計につながります。
ステップ2:画面に表示される商品数や内容を確認し、必要に応じて数量を入力する
すべての商品を読み取ったら、画面に表示された商品名・数量・合計金額を必ず確認しましょう。同じ商品を複数購入している場合は、数量が正しく反映されているかをチェックします。
セルフレジによっては、数量を手動で入力できる機能もあります。万が一、読み取り漏れや誤表示があった場合は、この段階で修正可能です。会計確定前に内容を確認することで、支払い後のトラブルを防止できます。
ステップ3:現金・クレジットカード・電子マネー・QR決済など支払い方法を選択する
内容確認が終わると、支払い方法の選択画面が表示されます。現金のほか、クレジットカード、電子マネー、QR決済など、ドラッグストアでは複数の決済方法が用意されているケースが一般的です。
希望する支払い方法を画面で選択し、案内に従って操作します。キャッシュレス決済の場合は、カードをかざす、挿入する、QRコードを読み取るなど、画面表示を確認しながら進めましょう。
支払い方法はこの時点でしか変更できないため、慎重に選択することが重要です。
ステップ4:支払い完了後、レシートを印刷するか電子レシートを受け取る
支払いが完了すると、レシートの受け取り方法を選択します。紙のレシートを印刷するか、電子レシートを受信するかを選べるセルフレジも増えています。
返品や交換、医薬品の購入履歴管理のために、レシートは保管しておくと安心です。電子レシートの場合は、登録したメールアドレスやアプリに送信される仕組みになっています。
レシートの取り忘れがないよう、必ず確認しましょう。
ステップ5:購入内容が確定したことを確認し、商品を持って退店する
最後に、購入内容が確定したことを画面で確認しましょう。レシートやお釣り、カードの取り忘れがないかをチェックし、購入した商品を持って退店します。
ドラッグストアでは袋詰めスペースが設けられていることも多いため、落ち着いて商品を整理しましょう。すべての操作が完了してからレジを離れることが、次の利用者への配慮にもつながります。
実際にセルフレジを導入している店舗の事例
ドラッグストアでは人手不足や会計待ち時間の解消を目的に、セルフレジの導入が進んでいます。ここでは、セルフレジを導入している代表的なドラッグストアの事例を見ていきましょう。
サンドラッグ
サンドラッグでは、セミセルフレジ方式のセルフレジを導入しています。商品のバーコード読み取りはスタッフが行い、会計のみを利用者が専用の自動精算機で行う仕組みです。
そのため、利用者は従来のレジと同様に商品をスタッフへ渡し、スキャン完了後に隣接する精算機へ移動して支払いを行います。現金やクレジットカードなど幅広い決済手段に対応しており、袋詰めは利用者自身で行うのが特徴です。
注意点として、クーポン券やポイントカードは会計前に必ずスタッフへ渡す必要がある点が挙げられます。会計画面に進んでからでは後処理が必要になるため、事前対応が重要です。
スギ薬局
スギ薬局では、フルセルフレジを導入し、バーコード読み取りから支払いまでを利用者自身が行う運用を採用しています。ディスプレイとスキャナーが一体化した端末を使用し、少量購入の利用者でもスムーズに会計できる環境を整えています。
一方で、多くのスギ薬局のセルフレジは現金支払いに対応しておらず、キャッシュレス決済専用となっている点が大きな特徴です。現金で支払いたい場合は、従来の有人レジを利用する必要があります。
また、医薬品や調剤された薬についてはセルフレジで購入できず、スタッフ対応が必要です。回転率向上を重視しつつ、商品特性に応じて有人レジと使い分けている点が特徴です。
ツルハドラッグ
ツルハドラッグでは、店舗の立地や規模、客層に応じてセルフレジと有人レジを併用する運用を行っています。来店客数が多い店舗ではセルフレジを設置し、会計待ち時間の短縮を図る一方、高齢者や現金利用者が多い店舗では有人レジも重視しているのが特徴です。
セルフレジ導入により、ピークタイムの会計業務が分散され、スタッフの負担軽減やレジ回転率向上につながっています。また、有人レジを残すことで操作に不安がある利用者にも対応でき、顧客満足度の低下を防いでいます。
セルフレジを万能とせず、店舗ごとに最適なバランスで運用している点がツルハドラッグの成功要因といえるでしょう。
よくある質問
ドラッグストアのセルフレジについては、導入状況や安全面に関する疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、利用者・店舗双方からよく寄せられる質問について解説します。
ドラッグストアにセルフレジはある?
現在、多くのドラッグストアでセルフレジが導入されています。特に大手チェーンでは、人手不足対策やレジ待ち時間の短縮を目的に、フルセルフレジやセミセルフレジを積極的に導入しているのが特徴です。
店舗によっては、少量購入向けにセルフレジを設置し、高齢者や現金利用者向けには有人レジを残すなど、併用運用を行っています。ただし、すべての店舗に必ず設置されているわけではなく、立地や客層、店舗規模によって導入状況は異なる点は理解しておきましょう。
今後も利便性向上を目的に、セルフレジ導入店舗は増えていくと考えられます。
セルフレジで発生するトラブルは?
セルフレジで起こりやすいトラブルとしては、バーコードの読み取りエラー、支払い方法の操作ミス、決済エラーなどが挙げられます。特に操作に不慣れな利用者の場合、画面操作で戸惑うことも少なくありません。
また、通信障害やシステム不具合が発生すると、会計が一時的に停止するケースもあります。こうしたトラブルに備え、店舗側はスタッフの常駐やサポート体制を整えています。
トラブル時にすぐ対応できる体制があるかどうかが、セルフレジ運用の重要なポイントです。
ドラッグストアで万引きされやすい商品は?
ドラッグストアでは、高価で持ち運びしやすい商品が万引きされやすい傾向があります。
具体的には、
- 高価な医薬品
- 妊娠検査薬
- 精力剤
- 化粧品全般
などが代表例です。セルフレジ導入により、スタッフの目が分散されることで、こうしたリスクが高まる可能性もあります。そのため、多くの店舗では防犯対策を強化しています。
防犯カメラの設置や、防犯ブザー付きゲート、管理タグの活用などにより、不正行為の抑止を図っています。セルフレジ導入は、必ず防犯対策とセットで考えることが重要です。
まとめ
ドラッグストアでは人手不足やレジ待ち解消を背景にセルフレジ導入が進んでおり、店舗の課題に合わせてフルセルフとセミセルフを使い分けることが重要です。
フルセルフレジは会計を大きく省人化できる一方、操作サポートや万引き対策が欠かせません。セミセルフレジはスタッフが商品登録を行うため、高齢者が多い店舗でも導入しやすく、防犯面でも安心感が高い点が強みです。
今回紹介した記事を参考に、ドラッグストアの業務に適したセルフレジを導入して効率化を図りましょう。



