近年、スーパーやコンビニ、飲食店などで導入が進む「フルセルフレジ」。人手不足や人件費の高騰といった課題を背景に、多くの店舗が省人化や業務効率化の手段として注目しています。
しかし、フルセルフレジについて詳しく理解している人は多くありません。
本記事では、フルセルフレジの仕組みやメリット・デメリット、導入のポイント、実際の導入事例をわかりやすく解説します。
中島この記事を読むことで、フルセルフレジの基本的な仕組みから導入効果、費用の目安、選定時の注意点までを総合的に理解できます。
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フルセルフレジとは?


フルセルフレジとは、お客様自身が商品のバーコードスキャンから支払いまでの全工程を行うレジシステムのことです。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストア、アパレル店などを中心に導入が拡大しています。
店舗側にとっては、レジ業務を完全にお客様に委ねることで、レジスタッフの人員を大幅に削減できる点が最大のメリットです。人件費の抑制や、スタッフを品出しや接客など他の業務に集中させることが可能になります。
お客様側も、レジ待ちの列が短縮され、自分のペースで会計できるため、特に少量の買い物の際に利便性を高く感じられるのが特徴です。
セミセルフレジ・券売機との違い
店舗の省人化や効率化に貢献するセルフレジですが、「セミセルフレジ」や昔ながらの「券売機」とは、その役割や得意な場面が異なります。これらの違いを正しく理解することは、自店のオペレーションに最適なシステムを選ぶ上で非常に重要です。
ここでは、フルセルフレジが他の2つのシステムとどう違うのかを、具体的なポイントを交えながら解説します。
| 項目 | フルセルフレジ | セミセルフレジ | 券売機 |
| 操作 | お客様が全て行う | スキャンはスタッフ、会計はお客様自身 | お客様が全て行う |
| 袋詰め | お客様 | お客様 | 該当なし(食券などの発券のみ) |
| 導入店舗 | スーパー・コンビニ・ドラッグストア | スーパー・量販店など | 飲食店・施設・交通機関 |
| 人件費削減効果 | 高い(完全セルフ) | 中程度(部分セルフ) | 高い(店員不要) |
| 操作の難易度 | やや高い | 低い | 低い |
セミセルフレジとの違い
フルセルフレジとセミセルフレジの最も大きな違いは、「誰が商品の登録(スキャン)作業を行うか」という点にあります。
フルセルフレジがお客様自身で商品のスキャンから決済まで全ての工程を行うのに対し、セミセルフレジでは商品のスキャンは店舗スタッフが行い、お客様は支払いのみを専用の精算機で行います。
フルセルフレジは省人化効果を最大化したい場合に最適です。セミセルフレジはスタッフによる接客の質を保ちつつ、会計時の現金授受のミスや手間をなくして回転率を上げたい場合に適しています。



セミセルフレジについて詳しくは、以下の記事でも解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。


券売機との違い
フルセルフレジと券売機の違いは、「支払いタイミング」と「機能の柔軟性」にあります。券売機は、お客様が入店時などにメニューを選んで「前払い」で食券を購入するシステムです。
一方、フルセルフレジはPOSシステムと連携しており、スーパーのように商品をカゴに入れてから会計する「後払い」にも対応できるなど、より柔軟な運用ができます。
券売機は注文と会計を入り口で完結させたい業態に最適。フルセルフレジはPOSレジとしての高度な売上管理機能や、柔軟なメニュー設定、多様な決済方法への対応力が強みです。
フルセルフレジの使い方


フルセルフレジは、店員を介さずにお客様自身で会計を完了できるシステムです。操作はシンプルですが、初めての方でもスムーズに利用できるよう、以下の手順で解説します。
まず、購入したい商品をフルセルフレジの台に持ち込みます。レジにはスキャナー、タッチパネル式ディスプレイ、支払い端末、袋詰めスペースが設置されています。商品をかごやカートごと置いて準備しましょう。
次に、商品のバーコードをスキャナーにかざして読み取ります。読み取りが完了すると、ディスプレイに商品名と価格が表示され、合計金額が自動で計算。
商品を追加する場合は同様にスキャンを繰り返します。バーコードがない商品(野菜・惣菜など)は、画面上の「商品一覧」から該当品を選択します。
すべての商品をスキャンし終えたら、「お会計」ボタンをタッチ。画面に表示される支払い方法(現金・クレジットカード・電子マネー・QRコードなど)の中から、希望する方法を選びましょう。
最後に、選択した方法で支払いを行います。現金の場合は紙幣・硬貨を投入し、キャッシュレス決済の場合は端末にカードやスマートフォンをかざします。支払いが完了すると、レシートが発行されますので、商品を袋詰めして会計完了です。
このように、フルセルフレジは「スキャン → 支払い → 袋詰め」までをすべて自分で完結できるのが特徴です。操作手順を覚えれば、レジ待ち時間を短縮し、スムーズに買い物ができます。
フルセルフレジの導入が増えた理由
スーパーマーケットや飲食店などで、今や当たり前のように見かけるようになったフルセルフレジ。なぜこれほど普及したのでしょうか。
その背景には、単なる技術の進歩だけでなく、日本が直面する社会課題や、私たちのライフスタイルの大きな変化が深く関わっています。ここでは、フルセルフレジの導入が加速した3つの理由を解説します。
人手不足の深刻化により、省人化・無人化のニーズが高まった
日本では少子高齢化の影響により、あらゆる業界で人手不足が深刻化しています。特に小売・飲食業はパートやアルバイトの確保が難しく、「限られた人員で店舗を運営する」必要性が高まっています。
その解決策として注目されているのがフルセルフレジです。
従来の有人レジでは複数人が必要だった会計業務を、フルセルフレジではお客様が自ら操作することで大幅に省人化できます。結果として、スタッフを品出し・接客・清掃など本来の業務に集中させられるほか、営業時間の延長や深夜帯の無人運営も可能になります。こうした効率化が導入を後押ししています。
感染症対策として非接触決済やセルフ会計の需要が増えた
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、消費者の購買行動が大きく変化しました。特に、「人との接触を避けたい」「現金を触りたくない」といった心理から、非接触型決済やセルフ会計の需要が急増しました。
フルセルフレジはこのニーズに合致する仕組みです。
タッチパネルや決済端末の操作のみで会計が完結し、店員とのやり取りを最小限にできるため、感染リスクの低減につながります。さらに、電子マネー・QRコード決済・クレジットカードなど多様な支払い方法に対応しており、衛生的かつスピーディな買い物体験を提供します。
こうした背景から、コロナ禍以降、多くの店舗で導入が加速しました。
若年層を中心にセルフ操作に抵抗がなくなり、利用ハードルが下がった
昔は「機械操作が苦手で、セルフレジはちょっと…」という声もありました。しかし現在は、スマホやタブレットを日常的に使う人が増え、画面操作に抵抗を感じる人が少なくなっています。
特に若い世代は、フルセルフレジを“便利なツール”として自然に受け入れており、最近では音声案内や分かりやすい画面デザインのおかげで、高齢の方も安心して使えるようになりました。
「誰でも簡単に使える」ことが、導入のハードルをぐっと下げたのです。
今では、フルセルフレジは単なる機械ではなく、お客様一人ひとりのペースに寄り添う存在として、日常の買い物を支えています。
【業種別】フルセルフレジの導入事例


ここでは、スーパー・コンビニ・アパレルショップ・飲食店という4つの分野における導入事例とその特徴を詳しく解説します。
スーパー
スーパーは、フルセルフレジの導入が進んでいる業種の一つです。レジ業務の負担軽減と人手不足対策の両立を目的に、多くの大手チェーンが積極的に導入を進めています。
お客様自身が商品のバーコードを読み取り、支払いまで完了できるため、レジ待ち時間を短縮できる点が大きなメリットです。
さらに、ピークタイムの対応力向上や人件費の削減効果も期待されています。最近では、AIカメラや重量センサーを活用して、スキャンミスや不正行為を防止する仕組みを採用する店舗も増えています。
コンビニ
コンビニ業界でも、深刻な人手不足を背景にフルセルフレジの導入が拡大。特に深夜や早朝など、スタッフが少ない時間帯の運営効率を高めるために活用されるケースが多く見られます。
お客様自身でスキャン・決済を行うことで、店員は商品の補充や店内清掃、接客といった他業務に集中できる点はメリットです。セルフレジの導入によって、会計の待ち時間を短縮し、利用者の満足度向上にもつながっています。
最近では、顔認証決済やスマホチェックイン機能を備えた「完全無人型店舗」への取り組みも進み、業界全体が新しい店舗運営モデルへと進化しています。
アパレルショップ
アパレルショップ、特に「ユニクロ」や「GU」に代表される大手チェーンでは、フルセルフレジの導入が顧客体験を劇的に向上させています。これらの店舗で採用されているのは、RFID(ICタグ)技術を活用した独自のシステムです。
お客様は購入したい商品を専用カウンターのボックスに入れるだけで、内蔵されたリーダーが瞬時に全ての商品情報を一括で読み取ります。これにより、一点ずつバーコードをスキャンする手間が一切なくなり、驚くほどスピーディーな会計が可能です。
お客様はレジで待たされることなく、好きなタイミングで会計を済ませることができ、スタッフからはより質の高いサービスを受けられます。
飲食店
飲食店では、従来の券売機に代わって、フルセルフレジ機能を備えたオーダー&決済端末を導入する店舗が増えています。来店客がタッチパネルでメニューを選び、支払いを完了させることで、注文から会計までをスムーズに一括処理。
特にファストフード店やカフェチェーンでは、モバイルオーダーやキャッシュレス決済と組み合わせることで、非接触・待ち時間の短縮・人件費削減の効果を実現しています。
最近では、セルフレジと厨房システムを連携させた「スマート店舗化」が進んでおり、飲食業界全体でデジタル化の波が広がっています。


フルセルフレジを導入する5つのメリット


ここでは、フルセルフレジを導入する5つのメリットを見ていきましょう。
店舗側のメリット
フルセルフレジを導入する店舗側のメリットは以下のとおりです。
レジ業務の完全自動化で人件費を削減できる
フルセルフレジを導入することで、店舗の運営コストを大きく抑えることができます。
従来の有人レジでは、ピーク時に多くのスタッフが必要でしたが、フルセルフレジではお客様が自ら会計を行うため、少人数でもスムーズに運営が可能です。
たとえば、4台のレジを1人で管理できるようになれば、人件費の削減だけでなく、スタッフの負担も軽減。結果として、限られた人員でも安定した店舗運営が実現します。
単なる経費削減ではなく、「人を生かす」店舗づくりにつながるのが、フルセルフレジの大きな魅力です。
会計ミスや釣銭トラブルを防止できる
フルセルフレジは、金銭のやり取りを自動化することで、ヒューマンエラーを最小限に抑えます。人の手で行うレジ業務では、急ぎの対応や混雑時に釣銭を間違えるといったトラブルが起こりがちです。
しかし、フルセルフレジは機械が計算から釣銭の受け渡しまで正確に処理するため、会計ミスをほとんど排除できます。また、現金の出入りが自動で記録されるため、会計の確認作業や現金管理にかかる時間も減ります。
店舗にとって「正確さ」は信頼の基本です。フルセルフレジは、その信頼を支える仕組みとして大きな役割を果たします。
スタッフが接客やサービスに集中できる
レジ対応を自動化することで、スタッフはお客様への接客や売り場づくりといった、より価値の高い業務に集中することが可能です。
レジ業務に追われる時間が減ると、商品の説明やお客様からの質問対応など、サービスの質を高める取り組みに時間を使えるようになります。
接客の質が向上することで、顧客満足度が高まり、リピーターの獲得にもつながるでしょう。フルセルフレジは、効率化とサービス品質の両立を可能にし、店舗全体の魅力を高める大きな力となります。
お客様側のメリット
フルセルフレジを導入するお客様側のメリットは以下のとおりです。
会計待ち時間が短縮され、スムーズに利用できる
フルセルフレジがお客様に提供するメリットは、会計にかかる待ち時間が劇的に短縮される点です。スーパーの夕方や休日の混雑時、有人レジの長蛇の列に並ぶストレスから解放されます。
自分のタイミングで空いているレジに進み、自身のペースで商品をスキャンできるため、焦りを感じることもありません。特に飲み物1本やパン1個といった少量の買い物の際には、そのスムーズさを強く実感できるでしょう。
時間を有効に使いたい現代の消費者にとって、貴重な時間を節約できる「ストレスフリー」な買い物体験に直結します。
非接触決済で衛生的かつ安心して支払いができる
フルセルフレジは、衛生面での安心感を重視するお客様にとって大きなメリットがあります。最大の理由は、スタッフとの物理的な接触を排除できる点です。
現金やクレジットカードの直接的な受け渡しがなくなるため、感染症対策への意識が高まった現代において、安心して利用できます。
たとえば、多くのフルセルフレジは多様なキャッシュレス決済に対応しており、自身のスマートフォンでQRコードをかざしたり、電子マネーをタッチしたりするだけで支払いが完了します。
不特定多数の人が触れる現金のやり取りに抵抗がある方でも、衛生的かつスムーズに会計を済ませられる点は、大きな利点と言えるでしょう。
フルセルフレジを導入する3つのデメリット


フルセルフレジは多くのメリットをもたらしますが、その裏にあるデメリットや課題を理解しておくことが不可欠です。ここでは、導入を検討する際に必ず押さえておきたい3つのデメリットについて解説します。
システムや機器の導入・保守にコストがかかる
フルセルフレジ導入の最も大きなハードルは、高額な初期費用です。レジ本体や自動釣銭機、周辺機器の購入、設置工事費などを合わせると、1台あたり百万円単位の投資が必要になることも少なくありません。
また、導入後もシステムのライセンス料や保守サポート費用といったランニングコストが継続的に発生します。人件費削減という長期的なメリットはありますが、特に個人経営の店舗や小規模事業者にとっては、この初期投資が大きな経営判断となるでしょう。
導入の際は、費用対効果を慎重に見極める必要があります。
機械操作に不慣れな利用者が戸惑う可能性がある
誰でも簡単に操作できる設計が進んでいますが、高齢者やデジタル機器に不慣れなお客様にとっては、フルセルフレジの操作がストレスになる場合があります。
バーコードのスキャンがうまくいかなかったり、支払い方法の選択で迷ってしまったりと、かえって会計に時間がかかり、結局スタッフのサポートが必要になるケースも少なくありません。
本来目的としていた省人化の効果が薄れてしまう可能性があります。すべての顧客層がスムーズに利用できるわけではないという点は、導入前に考慮すべき重要な課題です。
機器トラブルや通信障害が発生すると会計が停止する
フルセルフレジはシステムへの依存度が高いため、機器の故障やネットワーク障害が発生した際のリスクが大きなデメリットです。
例えば、以下のようなトラブルが起きると、レジでの会計が完全に停止してしまいます。
- バーコードスキャナーの不具合
- 自動釣銭機のエラー
- インターネット回線の切断など
ピーク時にこのようなトラブルが発生すれば、販売機会の損失に直結するだけでなく、顧客に多大な迷惑をかけることになります。安定稼動できる信頼性の高いシステム選びと、万が一の際に迅速に対応してくれる保守サポート体制の有無が重要です。


フルセルフレジの導入費用はどのくらい?


「フルセルフレジを導入したい」と考えても、どれくらいの費用がかかるのか具体的に把握できず不安に感じる経営者も多いかと思います。導入時の初期費用と、運用を始めてから毎月発生する月額費用の両方を確認しておくことが、費用対効果を見極めるうえで非常に重要です。
ここでは、その2つの費用についてわかりやすく解説します。
初期費用
フルセルフレジの初期費用は、1台あたりおよそ 100万円〜300万円前後 が目安とされています。
費用の内訳を見てみると、次のような項目が含まれるケースが多いです。
| 費用項目 | 内容 | おおよその金額目安 |
| ハードウェア機器 | スキャナー、モニター、決済端末、自動釣銭機など | 60〜200万円 |
| ソフトウェア | POSシステム、顧客管理、在庫連携など | 20〜80万円 |
| 設置・設定工事 | 配線、通信設定、初期セットアップ | 10〜30万円 |
| 教育・研修 | 操作マニュアル、スタッフ研修 | 5〜10万円 |
高機能モデルでは、多言語対応・キャッシュレス統合・AI分析機能などが加わり、200〜300万円前後に上がる傾向があります。
一方で、レジの一体型モデルや小規模店舗向けの簡易型システムであれば、100万円前後に抑えることも可能です。
月額費用
導入後は、機器の維持やソフトウェアの利用にかかる 月額費用(1万円〜10万円/台程度) が発生します。
主な内容は以下のとおりです。
- 保守・メンテナンス費:ソフト更新、部品交換、障害対応など
- システム利用料:POS・クラウド管理、データ保存など
- 通信費:インターネットや専用回線の利用料
- レンタル費(リース契約時):ハード機器の月額レンタル料
契約プランによっては、これらの費用がパッケージ化されている場合もあります。たとえば、初期費用を抑え、月々のリース料に分割する方式を採用している企業も増えています。
導入コストを一度に負担せずに済む点は魅力ですが、長期的にはトータル費用が上がる場合もあるため、契約期間やサービス範囲を事前に確認することが大切です。
フルセルフレジの導入に失敗しない選定ポイント


フルセルフレジを導入する際には、さまざまな観点で慎重に選定を行うことが重要です。見た目の価格や機械スペックだけで選ぶと、運用開始後に思わぬトラブルやミスマッチが発生することがあります。
以下の5つのポイントを押さえて、導入後の失敗リスクを減らしておきましょう。
レジに精通したコンシェルジュが、業種や希望条件に合わせて最適な製品をご提案します。非公開の情報も踏まえて、最短・手間なしでセルフレジを見つけられます。まずはお気軽にお問い合わせください!
店舗の業種・客層に適した機能を備えているか
店舗の性質や利用客の層によって、最適なフルセルフレジのタイプは異なります。
たとえば、以下のように必要な機能は業種によって変わります。
| 業種 | 適した機能・特徴 |
| スーパー・ドラッグストア | 生鮮品の計量対応・バーコード読み取りの速さ・重量センサー |
| コンビニ・小型店舗 | 小スペース対応・スピーディな決済処理・軽量設計 |
| アパレルショップ | RFIDタグ読み取り・在庫連携・ポイントシステム連携 |
| 飲食店 | テーブルオーダー連携・食券発行・多言語対応 |
また、高齢層の利用が多い店舗では、操作ガイド表示や音声案内付きのモデルを選ぶことで、混乱を防ぐことが可能です。店舗のターゲット顧客を明確にし、その客層が快適に利用できる機能を備えた機種を選ぶことが、導入成功の第一歩です。
現金・キャッシュレスなど多様な決済方法に対応しているか
キャッシュレス決済の普及により、支払い方法の多様化が進んでいます。店舗側が導入するレジも、こうした流れに対応できる柔軟性が求められます。
多くの顧客に対応するためには、以下のような決済手段を備えているかを確認することが重要です。
- 現金(紙幣・硬貨)
- クレジットカード・デビットカード
- 電子マネー(Suica、PASMO、WAONなど)
- QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、LINE Payなど)
決済方法が限定されていると、支払い時にトラブルが生じることもあります。
将来的に新しい決済手段が登場することを見越し、「拡張性のある機種」を選定することが、長期的な運用の安定につながるでしょう。
操作が簡単で、誰でも使いやすいUI設計か
機械の性能が優れていても、利用者やスタッフが操作に戸惑う設計では、本来の導入効果を得るのが難しくなります。特に利用者の中に高齢者や機械操作に慣れていない方が多い場合には、「画面の見やすさ」「説明案内の分かりやすさ」「操作にかかるステップの少なさ」が重要です。
UI(ユーザーインターフェース)設計が優れていれば、利用者は迷わず操作を完了でき、店舗側もサポート負荷を抑えられます。機器のデモンストレーションや操作動画で実際に「誰でも使えるか」を確認しておくことが大切です。
導入後の保守・サポート体制が充実しているか
導入後に安定して運用を続けるためには、保守・サポート体制の充実度も重要な判断基準です。フルセルフレジは精密機器であり、トラブル発生時に迅速な対応ができなければ、店舗運営全体が止まってしまうリスクがあります。
事前に以下の項目を確認しておくと安心です。
- 故障時の対応スピード(即日・翌日対応など)
- ソフトウェアの更新や機能追加の有無
- 24時間サポートの有無
- 定期メンテナンスや遠隔監視サービスの提供
また、導入後に店舗スタッフが行うメンテナンス作業が少ない機種を選ぶと、運用の負担を軽減できます。長期的に利用することを想定し、アフターサポートの質を重視することが重要です。
設置スペースやレイアウトに無理がないか
フルセルフレジを導入する際は、機器本体のサイズだけでなく、利用者が操作するスペースや袋詰めのための台、通路幅なども考慮する必要があります。設置場所に余裕がないと、動線が悪くなり、混雑や転倒のリスクが生じることも。
レイアウトを検討する際は、以下の点を確認しましょう。
- 機器の幅・奥行き・高さ
- 操作中の利用者の立ち位置と通路の広さ
- 並び導線(入店〜会計〜退店までの流れ)
- コンセントや通信ケーブルの配置
特に複数台を設置する場合は、動線が交差しないよう配置を工夫することが大切です。レジ周辺に十分なスペースを確保することで、利用者が安心して操作できる環境を整えられます。
フルセルフレジおすすめ5選



ここでは、数あるフルセルフレジの中から、おすすめの製品を紹介します。
| 商品 | 特徴 | 導入価格例 | お問い合わせ |
|---|---|---|---|
![]() ![]() スマレジ | ・iPadアプリで直感操作 ・豊富なキャッシュレス決済 ・高度な売上・在庫管理 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() クリニックキオスク | ・「再来受付」「自動精算」を1台で実現 ・電子カルテ・レセコンと標準連携 ・全国対応のリモート保守機能 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() CASHIER | ・業界トップクラスのコストパフォーマンス ・飲食店から小売店まで、業種に合わせて選べる ・直感的なUIと多言語対応 | 48万円〜 | 問い合わせ |
![]() ![]() ノモカスタンド | ・クリニックの受付・会計業務に特化 ・設置場所を選ばないコンパクトな卓上型 ・オンライン資格確認や多様なキャッシュレス決済にも標準で対応 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() NeoSarf/POS | ・有人・セミセルフ・フルセルフを1つの仕組みで切り替えられる ・OMOや顔認証決済など周辺システムと連携しやすい ・マルチデバイス対応で運用規模に合わせて展開可能 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
スマレジ|スマレジ株式会社【おすすめNo.1】


- iPadアプリで直感操作
- 豊富なキャッシュレス決済
- 高度な売上・在庫管理
スマレジのフルセルフレジは、iPadアプリならではの直感的で美しい操作画面が最大の魅力です。初めてのお客様でも迷うことなくスムーズに会計できます。
クレジットカードやQRコード決済など多彩な支払い方法に対応し、多様化する顧客ニーズを逃しません。さらに、高機能なクラウドPOSシステムと連携し、リアルタイムでの売上分析や在庫管理も可能。
店舗の省人化とデータに基づいた経営戦略を両立させたい店舗に最適なフルセルフレジです。
| 価格 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 8,800円〜 |
| おすすめの業種 | 全業種 |
| サポート体制 | 365日コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、オンサイト保守 |
クリニックキオスク|株式会社クリニックキオスクBIZ


- 「再来受付」「自動精算」を1台で実現
- 電子カルテ・レセコンと標準連携
- 全国対応のリモート保守機能
クリニックキオスクは、クリニック・診療所向けに設計された省スペース対応のキオスク端末です。再来患者の受付から会計・精算までを一括処理できるため、受付・会計業務の効率化に寄与します。
電子カルテやレセコンとの連携機能を標準搭載しており、領収書・明細書・お薬引換券の発行にも対応しています。さらに、リモート保守も備えており、端末運用時の導入負荷やトラブル対応を抑えたいクリニックにとっておすすめの選択肢です。
| 価格 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| おすすめの業種 | 全業種 |
| サポート体制 | リモート保守、訪問保守 |
CASHIER|株式会社ユニエイム


- 業界トップクラスのコストパフォーマンスで、低予算での導入が可能
- 飲食店から小売店まで、業種に合わせて選べる豊富な製品ラインナップ
- 直感的なUIと多言語対応で、インバウンド需要にもスムーズに対応
CASHIERは、優れたコストパフォーマンスで幅広い業種から支持されるセルフレジ・POSシステムです。タッチパネル式の券売機やキャッシュレス専用セルフレジなど、店舗の規模や予算に応じた最適な一台を選べます。
誰でも直感的に操作できるシンプルなUIと、日・英・中・韓の4言語対応で、インバウンド顧客の多い店舗でも安心。補助金申請のサポートも手厚く、初めてのセルフレジ導入を強力にバックアップしてくれる点も強みです。
| 価格 | キャッシュレス専用:158,000円 現金対応あり:958,000円 リースプラン:0円 |
|---|---|
| 月額費用 | キャッシュレス専用:6,400円 現金対応あり:8,400円 リースプラン:8,400円 |
| おすすめの業種 | 飲食、小売、宿泊施設など |
| サポート体制 | 電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート |
ノモカスタンド|株式会社GENOVA


- クリニックの受付・会計業務に特化したシンプルな機能と操作性
- 設置場所を選ばないコンパクトな卓上型で、小規模クリニックに最適
- オンライン資格確認や多様なキャッシュレス決済にも標準で対応
ノモカスタンドは、特に無床クリニックでの利用に最適化されたコンパクトな自動精算機です。受付から会計までの業務を効率化し、患者様の待ち時間とスタッフの窓口業務を削減します。
省スペースな卓上型設計のため、限られた受付スペースにもすっきりと設置可能。オンライン資格確認や各種キャッシュレス決済にも標準対応しており、現代のクリニック運営に求められる機能を網羅しています。
低コストで導入でき、スムーズなクリニック経営を実現します。
| 価格 | 要お問い合わせ(導入環境により異なる) |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ(導入環境により異なる) |
| おすすめの業種 | クリニック |
| サポート体制 | 要お問い合わせ |
NeoSarf/POS|NECソリューションイノベータ株式会社


- 有人・セミセルフ・フルセルフを1つの仕組みで切り替えられる
- OMOや顔認証決済など周辺システムと連携しやすい
- マルチデバイス対応で運用規模に合わせて展開できる
NeoSarf/POSは、NECソリューションイノベータが提供するPOSシステムです。専門店から大規模チェーンまで、多様な小売業のニーズに応える豊富な機能を備え、フルセルフレジやセミセルフレジといった柔軟な店舗形態を構築できます。
最大の強みは、企業の成長に合わせて機能を追加・連携できる高い拡張性。クラウドでのデータ一元管理はもちろん、基幹システムとの連携も可能で、複雑な店舗オペレーションを支えてくれます。
| 価格例 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要お問い合わせ |
| おすすめの業種 | 小売業 |
| サポート体制 | NECグループならではのトータルサポート。専用コールセンタにて導入後の各種サポート(操作問い合わせ・不具合対応等) |
フルセルフレジの導入がおすすめの店舗の特徴


フルセルフレジの導入効果を最大化するためには、「どのような店舗が向いているか」を見極めることが大切です。ここでは、フルセルフレジの導入を特におすすめできる店舗の特徴を3つの観点から解説します。
人手不足や人件費の高騰に悩んでいる店舗
慢性的な人手不足や人件費の上昇に悩む店舗では、フルセルフレジの導入が特に効果的です。お客様が自ら商品をスキャンして支払う仕組みを導入することで、レジ担当者の配置人数を減らすことができ、限られたスタッフでも効率的に店舗運営を行えます。
フルセルフレジの導入効果は、次のような点に表れます。
- レジ人員を削減し、他の業務(接客・品出しなど)に回せる
- シフト調整が容易になり、採用コストも抑えられる
- 長期的に見れば、人件費の固定負担を軽減できる
特に、アルバイト確保が難しい地域や深夜帯を営業する店舗では、無人化・省人化によって経営の安定化を図ることが可能です。
来店客数が多く、レジ待ちが発生しやすい店舗
ピークタイムにレジ待ちの列ができやすい店舗では、フルセルフレジの導入によって待ち時間の短縮と回転率の向上が期待できます。特にスーパーマーケットやドラッグストア、フードコートなど、来店客数が多い業態で導入が進んでいます。
フルセルフレジが混雑緩和に効果的な理由は以下の通りです。
- 同時に複数台を稼働できるため、会計処理を分散できる
- お客様が自分のペースで支払いを行うため、滞在時間を短縮できる
- レジ待ちストレスが減少し、顧客満足度が向上する
また、少額決済や商品点数の少ないお客様にとっても、短時間で会計を済ませられることは大きな利点です。混雑時のオペレーション改善は、売上拡大だけでなく、スタッフの業務負担軽減にもつながります。
キャッシュレス決済の利用率が高い店舗
キャッシュレス決済の利用率が高い店舗では、フルセルフレジとの相性が非常に良好です。現金の受け渡しが不要になるため、レジ操作が簡略化され、スムーズで衛生的な会計が実現します。
キャッシュレス決済中心の店舗におけるメリットは次の通りです。
- 支払いが迅速で、レジの回転効率が向上する
- 現金の数え間違いや釣銭管理の手間が不要になる
- 店員・顧客双方が非接触で安心できる
- 売上データを自動で記録・分析できる
特に若年層やビジネスパーソンを中心にキャッシュレス化が進むエリアでは、導入効果が顕著です。現金対応が少ない店舗ほど、機器コストやメンテナンスの負担も抑えられます。
現金利用が少ない店舗ほど、フルセルフレジによるオペレーション効率の向上を実感しやすくなるでしょう。
フルセルフレジを導入して成功している店舗を紹介!
近年、人手不足や人件費の高騰を背景に、「フルセルフレジ」を導入する店舗が増えています。注文から会計までをお客様自身で完結できるため、オペレーション効率を高めるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながっているのです。
ここでは、実際にフルセルフレジを導入し、省人化と売上アップの両立に成功している店舗事例を紹介します。
無人販売店「24スイーツショップ」


全国120店舗を展開する無人販売店「24スイーツショップ」は、フランチャイズ展開を加速させるため、スマレジのフルセルフレジを導入。新規オーナーの参入障壁となる初期費用を「機器サブスクプラン」で抑制しつつ、お客様には直感的でスムーズな購買体験を提供することに成功しました。
自動釣銭機の連携により、オーナーの現金管理の手間は従来の10分の1にまで削減。スピーディーな導入と手厚いサポート体制も後押しとなり、事業の急拡大を実現した好事例です。
出典:スマレジの導入事例
株式会社スマロジ|S-mart


株式会社スマロジが運営する「S-mart(エスマート)」は、病院や企業・学校などの施設内で24時間営業を実現した無人型売店です。昼間は対面レジとセルフレジを併用し、夜間はセルフレジのみを稼働させることで、最小限の人員で効率的に店舗を運営しています。
さらに、在庫管理や売上分析などのシステム連携により、廃棄削減やデータに基づいた発注も実現。人材不足や人件費の高騰という課題を解決しながら、利用者の利便性とSDGsの両立を果たしている好事例です。
出典:CASHIERの導入事例
じゅん茨木皮フ科・形成外科


大阪府茨木市にあるじゅん茨木皮フ科・形成外科は、皮膚の内科的・外科的な悩みに幅広く対応する地域密着型クリニックです。開業当初からフルセルフレジ(自動精算機)を導入し、会計業務を自動化することで、スタッフの負担軽減と業務効率化を実現しました。
お釣りの渡し間違いがなく、会計待ち時間も短縮。締め作業もわずか5分で完了し、スタッフからは「受付業務が格段に楽になった」と好評です。
安心感のあるサポート体制にも満足しており、今では「クリニックに欠かせない存在」となっています。
出典:ノモカスタンドの導入事例
フルセルフレジに関するよくある質問
ここでは、フルセルフレジによくある質問に答えていきます。
- セミセルフレジとフルセルフレジの違いは何ですか?
-
セミセルフレジとフルセルフレジの違いは、商品スキャンを行うのが誰かという点です。セミセルフはスタッフが、フルセルフはお客様が商品スキャンを行います。
- フルセルフレジの問題点は何ですか?
-
代表的なものとして、機器の初期導入コストが高いこと、利用者が操作に慣れるまで時間がかかることが挙げられます。
- セルフレジの落とし穴は?
-
特に注意すべきなのは、操作ミスやスキャン漏れによる会計トラブルです。
- セルフレジで万引きをしたらバレますか?
-
セルフレジでの万引きは、高い確率で発覚します。とはいえ、店員をレジ近くに配置したり、監視カメラを導入したりの対策は必要です。
セミセルフレジとフルセルフレジの違いは何ですか?
セミセルフレジとフルセルフレジの違いは、商品スキャンを行うのが誰かという点にあります。セミセルフレジでは、店員が商品をスキャンし、支払いだけをお客様が行う方式です。
一方、フルセルフレジは、スキャンから支払い・袋詰めまでをお客様がすべて行う仕組みです。セミセルフレジは操作が簡単で幅広い年代に向いており、フルセルフレジは人件費削減や非接触化を重視する店舗に適しています。
店舗の規模や客層に合わせて導入形態を選ぶことが重要です。
フルセルフレジの問題点は何ですか?
フルセルフレジは省人化や効率化の面で優れていますが、運用面ではいくつかの課題もあります。代表的なものとして、機器の初期導入コストが高いこと、利用者が操作に慣れるまで時間がかかることが挙げられます。
また、スキャン漏れや操作ミスによる誤会計が発生する可能性もあります。さらに、高齢者や機械操作が苦手な方へのサポート体制を整えておかないと、混乱を招く場合があるでしょう。
これらの問題を解決するには、導入前の操作説明やスタッフの補助体制が不可欠です。
セルフレジの落とし穴は?
セルフレジには、表面的には便利でも、運用上の「落とし穴」と呼べる注意点が存在します。特に注意すべきなのは、操作ミスやスキャン漏れによる会計トラブルです。
お客様が誤ってバーコードを読み取らずに通過してしまうケースがあり、結果として売上管理に誤差が生じることもあります。また、システム障害時の対応体制が不十分だと、店舗運営が一時的に止まってしまう恐れも。
さらに、スタッフが「監視役」としてサポートに回る必要があるため、完全な無人化には至らない点も見落とされがちです。
セルフレジで万引きをしたらバレますか?
セルフレジでの万引きは、非常に高い確率で発覚します。多くの店舗では、AIカメラや重量センサー、商品スキャン履歴の自動照合システムが導入されており、スキャン漏れや不正行為を検知できる仕組みです。また、不正を行った場合は、防犯カメラ映像やPOSデータの照合により証拠が残るため、警察への通報や被害届の提出につながるケースもあります。セルフレジは「信頼に基づく仕組み」ですが、監視技術も高度化しており、意図的な不正は必ず発覚すると考えるべきです。
まとめ



本記事では、フルセルフレジについてメリット・デメリットや導入事例などを解説してきました。記事の内容をおさらいしましょう。
- フルセルフレジとは お客様がスキャン・支払い・袋詰めまで実施
- 店舗の導入メリットは省人化、人件費抑制、釣銭ミス削減など
- お客様のメリットは待ち時間短縮、非接触で衛生的
- フルセルフのデメリットは初期費用がかかる、操作に慣れが必要など
- 費用目安 初期100〜300万円/台、月額1〜10万円/台
人件費の削減や回転率向上といったメリットを最大化するため、自店の業態や目的に合わせて最適な一台を選びましょう。
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