セルフレジの導入を検討している店舗にとって、「リース」や「レンタル」は初期費用を抑えながら最新機種を導入できる選択肢です。
本記事では、リース・レンタルの違いや価格相場、おすすめサービス5選などをわかりやすく解説します。

初めて導入を検討する方でも、最適な導入方法を見極められる内容になっているので、ぜひ参考にしてください!
そもそもセルフレジのリースとは?


項目 | リース | レンタル | サブスク |
---|---|---|---|
特徴 | 長期利用向け。保守費込みの契約が多く、減価償却の管理が不要 | 契約期間が柔軟で、イベントや短期出店に最適 | 契約縛りが少なく、常に最新機種・機能を利用可能 |
契約期間 | 中〜長期(3〜7年) | 短期(数日〜数か月) | 柔軟(いつでも解約可) |
月額費用 | 比較的安い(2〜3万円前後) | やや高め(週5,000〜6万円) | 定額制(月額数千円〜) |
途中解約 | 原則不可 | 可能 | いつでも可能 |
メリット | 初期費用を抑えつつ最新機種を導入できる | 短期間で導入・返却が可能 | 初期費用ゼロ、アップデートや保守込みで安心 |
デメリット | 途中解約不可で総支払額が高くなりやすい | 長期利用では割高 | 長期運用ではコストが増えやすい |
セルフレジのリースとは、レジ機器をリース会社から一定期間(通常3~7年程度)借りて使用し、毎月リース料を支払う導入方法です。リース契約では店舗が機器を購入するのではなく、リース会社が所有権を持ったまま貸し出す仕組みです。
初期費用を抑えながら最新のセルフレジを導入できるため、中小規模の店舗や新規オープン時に適しています。また、リース料には保守や修理費が含まれるケースも多く、コスト管理がしやすい点も魅力です。
一方で、途中解約が難しく、総支払額が購入より高くなる傾向があるため、長期運用を前提に検討する必要があります。
レンタルとの違い
レンタルは、短期間だけセルフレジを利用したい店舗向けの導入方法です。契約期間が柔軟で、1カ月単位やイベント期間だけの利用も可能なのが特徴です。
リースは数年単位での契約が基本で途中解約が難しいのに対し、レンタルは導入や返却の自由度が高く、テスト導入や季節限定店舗に適しています。ただし、月額料金はリースより割高になることが多く、長期的に利用する場合はコスト負担が増えやすい点に注意が必要です。
リースが「長期利用前提の資産活用」であるのに対し、レンタルは「短期利用・試験導入」に向いているといえます。
サブスクとの違い
サブスク(サブスクリプション)は、月額料金を支払って機器やシステムを利用する定額制サービスです。リースやレンタルと異なり、契約期間が柔軟で、必要な時だけ導入・解約できる点が大きな特徴です。
近年では、クラウド型POSレジやキャッシュレス端末をサブスク形式で提供する企業も増えています。リースのように所有権が移らない点は共通していますが、サブスクは初期費用が不要で、ソフトウェアのアップデートや保守費用が含まれるのがメリットです。
一方、長期的に使う場合は総支払額が増える傾向にあり、短期導入や最新機能を常に使いたい店舗に最適なプランといえます。
リースできるセルフレジの3種類


リースできるセルフレジの種類は以下のとおりです。
- フルセルフレジ
- セミセルフレジ
- 券売機
ここでは、各タイプの特徴やメリットを詳しく解説し、自店舗に最適な導入形態を見極めるための参考にしましょう。
フルセルフレジ
フルセルフレジは、商品のスキャンから支払いまでをすべてお客様が行う完全無人型のレジシステムです。スーパーマーケットや大型量販店などで導入が進んでおり、人件費削減と省スペース化に大きな効果を発揮します。
スタッフが常駐しなくても運用できるため、ピーク時でも効率的にレジを回せるのが最大の利点です。一方で、操作に慣れないお客様や高齢者が戸惑うケースもあるため、画面デザインや音声案内によるサポートが重要になります。
リースで導入する場合は、初期コストを抑えつつ最新機種を試せる点が魅力で、店舗運営の自動化・効率化をさらに高めることが可能です。
セミセルフレジ
セミセルフレジは、スタッフが商品のバーコードスキャンを行い、支払いのみをお客様が行う“分業型”のシステムです。完全無人のフルセルフレジよりも操作が簡単で、接客品質を維持しながら業務効率を向上させられます。
スタッフは会計処理から解放され、レジ1人あたりの対応数が増えるため、人件費削減にもつながります。また、自動釣銭機を組み合わせることで、釣り銭ミス防止や感染症対策にも効果的です。
リース導入では、導入費を分散して支払えるため、複数台を一度に導入したい店舗にも最適。飲食店・スーパー・クリニックなど幅広い業種で採用が進んでいます。



セミセルフレジについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください!





おすすめのセミセルフレジについては、以下の記事を参考にしてください!


券売機
券売機は、飲食店や施設などでよく見られる、商品選択から支払いまでを自動で完結できる販売機型のセルフレジです。お客様が画面でメニューを選び、支払いを済ませた後に発券されるチケットをスタッフに渡すことでサービスが提供されます。
人件費削減・会計トラブル防止・オペレーションの統一化といった効果があり、特にラーメン店や食堂など回転率の高い店舗に最適です。リース契約を活用すれば、高額な導入費を分割できるため、最新のタッチパネル型券売機やキャッシュレス対応モデルも導入しやすくなります。
また、POS連携や在庫管理機能を備えた機種を選べば、売上データの自動集計も可能。コストを抑えながら店舗全体の業務効率を高められる点が大きなメリットです。
セルフレジをリース・レンタル・購入する場合の価格


セルフレジの導入方法には、主にリース・レンタル・購入の3つがあります。それぞれで初期費用や月額コスト、契約条件が大きく異なるため、店舗の予算や運用方針に合わせた選択が重要です。
ここでは、導入形態ごとの価格相場とコスト構造の違いを解説します。
リースする場合の価格
セルフレジをリースで導入する場合、月額2万円〜3万円前後が一般的な相場です。リース契約は通常、5年(60回払い)で設定されることが多く、契約期間中は毎月一定額を支払う仕組みになります。
初期費用を大きく抑えられるのが最大のメリットですが、最終的な総支払額は購入よりも高くなる点には注意が必要です。
リース料は、以下の計算式で算出されます。
導入費用の総額×0.9%=1ヶ月あたりのリース料
たとえば導入費用が200万円の場合、月額18,000円ほど、5年間で約108万円の支払いとなります。なお、リース料金は契約内容やリース会社の与信審査によって変動します。
また、契約期間中の途中解約は原則できず、残り期間分の料金を一括で支払う必要があるため、長期間継続してセルフレジを利用する店舗に向いた契約形態です。一方で、短期間の利用やお試し導入を検討している場合は、レンタルプランの方が柔軟性の面で適しています。
レンタルする場合の価格
セルフレジをレンタルで導入する場合の費用は、1週間あたり5,000〜60,000円程度が相場です。料金は機種の性能や機能によって大きく変わり、タッチパネル式やキャッシュレス決済対応など、高機能モデルや最新機種ほど費用が高くなる傾向にあります。
短期間で導入できるのが魅力ですが、長期利用ではリースや購入よりも割高になる点に注意が必要です。リースとの大きな違いは契約期間の柔軟さです。
リースが一般的に5年などの長期契約となるのに対し、レンタルは日単位・週単位・月単位といった短期契約が可能。イベント出店、実証実験、新店舗オープン前の一時利用など、「試験的に導入したい」というケースに向いています。
購入する場合の価格
セルフレジを購入する場合は、初期費用と月額費用がかかります。具体的には以下のとおりです。
初期費用
セルフレジの初期費用は、導入するタイプや規模によって大きく異なります。具体的な導入費用は以下のとおりです。
種類 | 価格相場 | 特徴 |
---|---|---|
セミセルフレジ | 小型:100万〜150万円前後大型:300万〜450万円程度 | スタッフがスキャンし、支払いはお客様が行う |
フルセルフレジ | 100万〜300万円前後 | スキャンから支払いまでお客様がすべて行う |
自動精算機 | 200万〜450万円前後 | 診察券や予約番号を読み取って自動会計 |
券売機 | 50万〜200万円 | 食券や入場券などを事前購入 |
本体価格のほか、設置工事・ネットワーク設定・周辺機器代(バーコードリーダーや自動釣銭機など)が含まれます。特に、自動釣銭機付きモデルやAIカメラ搭載タイプは費用が高くなる傾向にあります。
導入前には、機器本体+設置+設定+改修費を含めた総額見積もりを確認し、補助金制度の活用で費用負担を軽減するのがおすすめです。
月額費用
セルフレジ導入後は、システム維持やサポート対応のための月額費用(ランニングコスト)がかかります。利用料の相場は1万円〜10万円前後です。
- クラウドPOS利用料:0円〜15,000円
- 通信費:月額5,000円程度
- 保守・サポート費用:1万〜10万円
保守契約を軽視すると、機器トラブル時に営業が停止するリスクがあるため、サポート内容の充実度を重視して選ぶことが大切です。初期費用だけでなく、長期運用を見据えて月々の維持費を含めた総コストで判断することが、安定した導入の鍵となります。


セルフレジをリースで導入しても補助金は使える?


セルフレジをリースで導入する場合、基本的に補助金は利用できません。
多くの補助金制度では、「資産を購入して自社所有すること」を条件としているため、リース契約のように機器の所有権がリース会社にある場合は対象外となります。つまり、セルフレジをリースで導入した場合、導入費用の一部を補助金でまかなうことはできない仕組みです。
セルフレジを購入する場合は、補助金の利用がおすすめです。以下の補助金が活用できます。
- IT導入補助金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 業務改善助成金
セルフレジに活用できる補助金について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
セルフレジをリースした場合の耐用年数や減価償却
セルフレジをリースした場合の耐用年数は5年です。リースを減価償却するかどうかは、リース取引の種類によって決まります。
「購入に準じた扱い」となる場合には、借り手(利用者)が減価償却を行います。減価償却とは、セルフレジのような固定資産を長期使用によって劣化・価値低下すると見なし、その減少分を毎年経費として計上していく仕組みです。
リース契約では、「所有権移転外ファイナンス・リース取引」と「所有権移転ファイナンス・リース取引」の2種類があり、前者では契約期間=耐用年数(5年)として扱われ、契約終了時に耐用年数も満了します。
一方、所有権移転型リースでは、購入と同様に国税庁の耐用年数表(電子機器5年)に基づき減価償却を行います。なお、レンタル契約は所有権が利用者に移らないため、減価償却の対象外です。
セルフレジをリースで導入するメリット


セルフレジをリースで導入するメリットは以下の4つです。
- 初期費用を抑えられる
- 最新機種を短期間で試せる
- メンテナンスや修理費が契約に含まれる場合が多い
- 減価償却を管理する必要がない
それぞれ解説します。
初期費用を抑えられる
セルフレジをリースで導入する最大のメリットは、初期費用を大幅に抑えられることです。購入の場合は数百万円の初期投資が必要ですが、リースでは月々のリース料として分割払いになるため、資金繰りに余裕を持たせられます。
特に新規開業や多店舗展開を目指す事業者にとって、導入時のコストを抑えながら最新設備を利用できる点は大きな利点です。結果として、店舗運営の負担を軽減しつつ効率化を実現できます。
長期的な支払い計画が立てやすく、経費処理も明確に行えるのもリース導入の魅力です。
最新機種を短期間で試せる
リース契約を利用することで、最新モデルのセルフレジを一定期間ごとに入れ替えることが可能になります。技術進化が早いPOS・決済機器の世界では、購入して長期間使うよりも、リースで柔軟に更新できる仕組みが有利です。
たとえば、キャッシュレス決済やインボイス制度などの新しい対応が求められた際にも、追加コストを抑えて機種を入れ替えられます。結果として、常に最新の機能を備えたレジを活用でき、顧客満足度や業務効率を維持しやすくなります。
初めてセルフレジを導入する店舗が「お試し導入」として利用するにも最適です。
メンテナンスや修理費が契約に含まれる場合が多い
リース契約では、保守・メンテナンス費用が月額料金に含まれているケースが多く、予期せぬ出費を防げるのが特徴です。セルフレジは電子機器のため、長期運用では故障やトラブルが避けられませんが、リース契約なら修理対応をリース会社やメーカーが行うため、利用者の負担を最小限に抑えられます。
その結果、機器トラブル時でも営業への影響を抑え、安定した運用が可能です。万が一の際にも、迅速な交換や代替機対応を受けられることが多く、安心して長期利用できる体制が整っている点がリースの大きなメリットです。
減価償却を管理する必要がない
セルフレジをリースで導入した場合、減価償却の管理が不要になるのも魅力です。購入した場合、レジ本体は固定資産として扱われ、耐用年数(5年)に応じて毎年減価償却の処理を行う必要があります。
一方、リース契約では機器の所有権はリース会社にあるため、利用者はリース料を単純に経費として処理することが可能です。結果として、会計処理が簡素化され、経理担当者の負担も軽減されます。
特に複数店舗を運営する場合や、中小企業で経理リソースが限られている場合には、管理の手間が減ることによる効率化効果が大きいといえるでしょう。
セルフレジをリースで導入するデメリット・注意点


セルフレジをリースで導入するデメリットや注意点は以下のとおりです。
- 途中解約できない
- 総支払額が購入より高くなる場合がある
それぞれ解説します。
途中解約できない
セルフレジのリース契約では、原則として途中解約ができない点に注意が必要です。契約期間中(一般的には5年程度)は、たとえ店舗を閉店・移転した場合でも、契約満了までリース料の支払い義務が発生します。
途中で機器を返却しても残りのリース料を一括で支払わなければならないケースが多く、経営状況の変化に柔軟に対応しづらいのが難点です。
そのため、リースを検討する際は「契約期間」「途中解約時の違約金」「契約更新条件」などを事前にしっかり確認し、長期的な店舗運営の見通しを立てた上で契約することが重要です。
総支払額が購入より高くなる場合がある
リース契約は初期費用を抑えられる反面、最終的な支払総額は購入より高くなる傾向があります。これは、リース会社の金利や手数料がリース料に上乗せされているためです。
たとえば、同じセルフレジを5年間リースした場合、分割払いの利息分を含めると購入費用よりも数十万円高くなるケースもあります。また、契約終了後に機器が自社の資産にならない点も考慮が必要です。
コスト面を重視する場合は、長期的な支払総額をシミュレーションし、「短期利用ならリース」「長期運用なら購入」といった形で目的に応じて導入方法を選ぶことが大切です。
セルフレジをレンタルで導入するメリット・デメリットは?


セルフレジを導入する際、短期間だけ利用したい場合には「レンタル」がおすすめです。購入やリースと異なり、初期費用を抑えて柔軟に導入できるのが特徴です。しかし、期間が短い分だけ費用は割高になりやすく、長期利用には向きません。
ここでは、セルフレジをレンタルで導入する際のメリットとデメリットを詳しく見ていきます。
セルフレジをレンタルで導入するメリット
セルフレジをレンタルで導入する最大のメリットは、初期費用をかけずに短期間だけ利用できる柔軟さです。日単位・週単位・月単位などで契約できるため、イベント出店や実証実験、繁忙期など、一時的にレジ台数を増やしたいケースに適しています。
リースや購入のように長期契約の縛りがなく、必要な期間だけ借りて返却できる点が大きな魅力です。また、最新モデルを試しながら導入検討ができるため、「使い勝手を確認してから購入したい」という店舗にも向いています。
さらに、メンテナンス込みのプランも多く、万一の故障時にも安心です。
セルフレジをレンタルで導入するデメリット
一方で、セルフレジのレンタルには長期的に見るとコストが高くなるというデメリットがあります。1週間あたり5,000〜60,000円程度が相場で、高機能モデルほど料金が上がる点には注意が必要です。
そのため、数か月〜数年単位で利用すると、購入やリースよりも支払総額が高くなる傾向にあります。また、短期契約であるため、機能カスタマイズや設置サポートが限定的な場合も少なくありません。
さらに、レンタル期間が終了すれば機器を返却しなければならず、自社資産として残らない点も注意する必要があります。長期運用を考える店舗は、リースや購入との比較を行い、費用対効果を見極めることが重要です。
セルフレジのリース・レンタルサービスを選ぶ際のポイント


セルフレジをリース・レンタルで導入する際は、料金だけでなく契約内容やサポート範囲、機能面までしっかり確認しましょう。具体的な選定ポイントは以下のとおりです。
- 契約期間や解約条件を事前に確認する
- 月額料金に含まれる範囲(保守・修理・サポート)を把握する
- 最新機種・必要な機能が利用できるか確認する
- 複数社から見積もりを取り、総コストを比較する
ここでは、導入を成功させるための4つのチェックポイントを解説します。
契約期間や解約条件を事前に確認する
リース・レンタル契約で重要なのが、契約期間と解約条件の確認です。リースは一般的に5年契約など長期で、途中解約が難しい場合が多い一方、レンタルは数日〜数か月単位で柔軟に利用できます。
しかし、レンタルでも「最低契約期間」や「途中解約時の違約金」が設定されているケースも少なくありません。こうした条件を把握せずに契約すると、店舗の移転や経営方針の変更時に予想外のコストが発生するリスクがあります。
契約前には、「契約期間」「更新条件」「途中解約の可否」を必ず確認し、事業計画に合わせた契約プランを選ぶことが大切です。
月額料金に含まれる範囲(保守・修理・サポート)を把握する
月額料金の中にどこまでのサポートが含まれているかを明確にすることも重要です。セルフレジは日常的に使う機器のため、故障時の修理・交換対応や定期メンテナンスがスムーズであるかどうかが運用の安定性を左右します。
契約内容によっては、電話・メール対応のみの基本サポートに限られる場合もあれば、駆けつけ対応まで含まれる手厚いプランもあります。また、ソフトウェア更新や障害時の復旧対応が別料金になるケースも多いです。
料金が安いからといって安易に契約せず、「トラブル時にどこまで対応してもらえるのか」を事前に確認しておくことが、長期的な安心につながります。
最新機種・必要な機能が利用できるか確認する
リースやレンタルを利用する場合でも、機能面の充実度を確認することが欠かせません。
たとえば、以下の機能は今後の運用に欠かせない重要な判断基準です。
- キャッシュレス決済
- インボイス対応
- 新紙幣対応
- 使いやすさ
- 拡張性
古い機種を貸し出す事業者もあるため、契約前に「いつ製造されたモデルか」「最新OSやシステムに対応しているか」を確認しましょう。最新機種を選べば、操作性が高くトラブルも少ない傾向にあります。
また、将来的な機能拡張やアップデート対応があるかどうかも見逃せないポイントです。使いやすさと拡張性を両立できるプランを選ぶことで、長期的に安定した運用が実現します。
複数社から見積もりを取り、総コストを比較する
セルフレジの導入費用は、同じ機種でもリース会社やレンタル事業者によって大きく異なります。そのため、必ず複数社から見積もりを取り、初期費用・月額費用・サポート内容などを総合的に比較することが重要です。
見積もりを比較する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
「総支払額はいくらか」
「サポートや保守費用を含めた実質コストはいくらか」
また、単純な料金の安さだけでなく、契約期間中のアップデート対応や修理費用の有無、解約時の条件などもチェックポイントです。
特に中小規模店舗では、長期的なコストパフォーマンスを重視した選定が成功の鍵となります。
セルフレジのおすすめリース・レンタル・サブスクサービス5選



ここでは、セルフレジのおすすめリース・レンタル・サブスクサービスを5つ紹介します!
商品 | 特徴 | 月額費用 | お問い合わせ |
---|---|---|---|
![]() ![]() スマレジサブスクプラン | ・初期費用を抑えられる月額制プラン ・自然故障は無制限で交換対応 ・固定資産税・減価償却の管理が不要 | 3,960円〜 | 問い合わせ |
![]() ![]() クリニックキオスク | ・高齢者や初診の患者でもスムーズに利用可能 ・会計待ち時間を大幅に削減 ・スタッフの会計負担を軽減 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() CASHIER | ・自動釣銭機と連携した正確な会計処理 ・約2.7秒の高速出金処理 ・クラウド管理でリアルタイムに売上を確認可能 | 100,000円~ | 問い合わせ |
![]() ![]() 自動釣銭機NOMOCa-Regi | ・電子カルテ・レセコンとの高い連携実績 ・万が一のトラブル時も迅速に対応 ・専任担当者による導入・運用フォロー | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
![]() ![]() REGIXベーシックプラン | ・15.6インチ両面タッチパネル搭載 ・POSレジと自動釣銭機が一体化 ・ワンタッチで締め作業完了 | 要お問い合わせ | 問い合わせ |
スマレジのサブスクプラン|スマレジ株式会社【おすすめNo.1】


- 初期費用を抑えられる月額制プランで、スモールスタートに最適
- 自然故障は無制限で交換対応、最短当日出荷で業務停止リスクを軽減
- 固定資産税・減価償却の管理が不要で、経理・節税面でもメリット大
スマレジ株式会社の「スマレジ サブスクプラン」は、レジ周辺機器を月額制で利用できるサブスクリプション型サービスです。これまで購入が一般的だったレジ機器を“借りる”という新しい形で導入でき、初期費用を大幅に抑えられるのが最大の魅力です。
契約期間の縛りがなく、必要な期間だけ利用して解約できる柔軟性も中小店舗にとって大きな利点です。また、自然故障時は無制限で交換対応が行われ、当日または翌営業日に代替機を発送。店舗運営への影響を最小限に抑えます。
加えて、購入と異なり固定資産税や減価償却の管理が不要で、節税にもつながる点が経営者にとって嬉しいポイントです。
価格 | 0円 |
---|---|
月額費用 | ・レジ一式が揃う入門セット:月額4,950円〜 ・コンパクトなmPOPセット:月額3,960円〜 ・非接触対応の自動釣銭機セット:月額36,190円〜 |
契約期間 | 月契約(自動更新) |
構成内容 | ・レジ一式が揃う入門セット:バーコードスキャナー、レシートプリンター、キャッシュドロア、カスタマーディスプレイ ・コンパクトなmPOPセット:小規模店舗向けのmPOP(キャシュドロア、プリンター一体式)に、バーコードスキャナーとカスタマーディスプレイ ・非接触対応の自動釣銭機セット:バーコードスキャナー、レシートプリンター、カスタマーディスプレイ、自動釣銭機 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
クリニックキオスク|株式会社クリニックキオスクBIZ


- 誰でも使える簡単操作で、高齢者や初診の患者でもスムーズに利用可能
- 会計待ち時間を大幅に削減し、受付の混雑を緩和
- スタッフの会計負担を軽減し、非対面化による感染対策にも効果的
株式会社クリニックキオスクBIZの「Clinic KIOSK」は、医療機関や薬局の受付・会計業務を効率化するために設計された医療専用の自動精算機システムです。直感的なタッチパネル操作で、初めて利用する患者でも迷わず操作できるよう工夫されています。
さらに、会計を機械が自動処理することで、違算金の発生を防ぎ、会計待ち時間を短縮。患者満足度の向上にもつながります。また、金銭授受を非対面で完結できるため、感染症対策や衛生面のリスク軽減にも有効です。
加えて、クリニックや診療所に特化した設計のため、従来の自動精算機に比べて低コストで導入可能なのも魅力です。
価格 | 要お問い合わせ |
---|---|
月額費用 | 要お問い合わせ |
契約期間 | 要お問い合わせ |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | クリニック・診療所 |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
CASHIERのレンタルサービス|株式会社ユニエイム


- 自動釣銭機と連携した正確な会計処理で、現金差異の発生を防止
- 約2.7秒の高速出金処理により、スムーズな会計を実現
- クラウド管理でリアルタイムに売上を確認可能、複数店舗運営にも最適
株式会社ユニエイムが提供する「CASHIERのセミセルフレジ」は、自動釣銭機とクラウド型POSを組み合わせた高機能モデルです。スタッフが商品をスキャンし、顧客が支払いを行うセミセルフ方式を採用しており、省人化と対面接客の両立を実現します。
最大の特徴は、自動釣銭機による約2.7秒の高速出金処理。正確な金銭授受が可能なうえ、レジ締め作業の時間も大幅に短縮できます。
また、自由なレイアウト設計により、既存カウンターにも柔軟に対応できる点も魅力。スムーズな会計運用と高い拡張性を兼ね備えた、実用性の高いセミセルフレジです。
価格 | 要お問い合わせ |
---|---|
月額費用 | 〜1週間:150,000円~ 〜2週間:お見積り 〜3週間:お見積り 〜4週間:お見積り |
契約期間 | 〜4週間 |
構成内容 | レシートプリンター、バーコードスキャナーを内蔵した AndroidベースのオールインワンPOS端末 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
自動釣銭機NOMOCa-Regi|株式会社GENOVA


- 電子カルテ・レセコンとの高い連携実績で、会計業務を自動化・効率化
- 全国サポート体制により、万が一のトラブル時も迅速に対応
- 専任担当者による導入・運用フォローで、初めての導入でも安心
株式会社GENOVAの「自動釣銭機 NOMOCa-Regi(ノモカレジ)」は、歯科医院・クリニック専用に開発された自動精算レジシステムです。電子カルテやレセコン(レセプトコンピュータ)との豊富な連携実績があります。
さらに、全国に支店を持つサポートネットワークを展開しており、不具合や修理が必要な際は専任スタッフが迅速に対応。導入時には担当者が現地訪問し、スタッフへの操作指導や患者対応までサポートしてくれます。
初めて自動釣銭機を導入するクリニックでも安心して運用できるのが大きな魅力です。NOMOCa-Regiは、医療現場の負担軽減とスムーズな会計運用を両立する、信頼性の高い医療特化型セルフレジといえるでしょう。
価格 | 要お問い合わせ |
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月額費用 | 要お問い合わせ |
契約期間 | 要お問い合わせ |
構成内容 | – |
おすすめの業種 | クリニック |
サポート体制 | 要お問い合わせ |
REGIXベーシックプラン|グローリー株式会社


- 15.6インチ両面タッチパネル搭載で、操作がわかりやすくスムーズ
- POSレジと自動釣銭機が一体化し、会計ミスゼロの高速処理を実現
- ワンタッチで締め作業完了、つり銭準備も自動で効率化
グローリー株式会社の「REGIXベーシックプラン」は、POSレジと自動釣銭機を一体化した最新モデルです。15.6インチの両面カラー液晶タッチパネルを搭載しており、スタッフ・お客様どちらからも見やすく、操作ミスを防ぎながらスムーズな会計を可能にします。
また、売上チェックや締め作業をワンタッチで完了できる自動精算機能を搭載。つり銭準備金を残したまま当日の売上金を自動排出できるため、閉店後の業務時間を大幅に短縮します。
小売・飲食を問わず、安定した店舗運営を支える高性能モデルです。
価格 | 初期費用0円 |
---|---|
月額費用 | ベーシックプラン:33,000円~ ライトプラン:29,700円〜 |
契約期間 | 5年 |
構成内容 | ベーシックプラン:POS本体、つり銭機R08シリーズ、ドロワー・カバー、プリンター、バーコードスキャナー、2次元QRコードリーダー ライトプラン:POS本体、つり銭機R08シリーズ、ドロワー・カバー、プリンター、バーコードスキャナー |
おすすめの業種 | 全業種 |
サポート体制 | 364日のサポート体制、故障時の出張保守対応、釣銭機の無償定期点検(年1回) |
セルフレジのよくある質問
ここでは、セルフレジに関するよくある質問や押さえておきたいポイントを解説します。
- セルフレジの価格はいくらですか?
-
一般的なセミセルフレジは100万〜150万円前後、フルセルフレジの場合は200万〜300万円前後、クリニックなどで使われる自動精算機は200万〜450万円前後
- セルフレジの費用対効果は?
-
たとえば、フルセルフレジを導入すれば、レジ対応に必要な人員を削減でき、人件費の圧縮が可能になります。
- セルフレジ(自動精算機)の導入はレンタル・リース・購入どれがいい?
-
店舗の運用期間や予算に応じて選択が変わります。長期的に使用するなら購入またはリースが最適です。
セルフレジの価格はいくらですか?
セルフレジの価格は、タイプや機能によって大きく異なります。一般的なセミセルフレジは100万〜150万円前後、大型タイプでは300万〜450万円程度が相場です。
フルセルフレジの場合は200万〜300万円前後が多く、クリニックなどで使われる自動精算機は200万〜450万円前後となります。さらに、キャッシュレス決済端末や自動釣銭機を組み合わせると費用は上がる傾向にあります。
初期費用を抑えたい場合は、リース(月額2〜3万円)やレンタル(週5,000〜60,000円)といった選択肢も検討すると良いでしょう。
セルフレジの費用対効果は?
セルフレジの費用対効果とは、導入にかかるコストに対して、店舗運営の効率化や売上向上などどの程度の成果が得られるかを示すものです。たとえば、フルセルフレジを導入すれば、レジ対応に必要な人員を削減でき、人件費の圧縮が可能になります。
人件費が高騰する中、1人分の人件費削減でも年間で数十万円単位のコスト削減につながるケースも少なくありません。また、セミセルフレジであればスタッフの業務負担を減らし、接客や売場整理といった顧客満足度に直結する業務へシフトできる点も大きな効果です。
これらの要素を総合すると、店舗の生産性向上と顧客体験の質を高めるための投資として、十分な費用対効果が期待できると言えるでしょう。
セルフレジ(自動精算機)の導入はレンタル・リース・購入どれがいい?
セルフレジの導入方法は、「購入」「リース」「レンタル」の3パターンがあり、店舗の運用期間や予算に応じて選択が変わります。長期的に使用するなら購入またはリースが最適です。
リースは初期費用を抑えられる反面、途中解約が難しいというデメリットがあります。一方で、短期イベントや期間限定店舗であれば、柔軟に契約できるレンタルが便利です。
購入は最も自由度が高く、ランニングコストも抑えやすいですが、初期投資が大きくなります。目的や導入期間に合わせて、最もコスト効率の良い方法を選びましょう。
まとめ



今回は、セルフレジのリースについて価格やメリット・デメリットなどを解説してきました。この記事をまとめると以下のとおりです。
- セルフレジのリースとは、レジ機器をリース会社から一定期間(通常3~7年程度)借りて使用し、毎月リース料を支払う導入方法
- レンタルは、短期間だけセルフレジを利用したい店舗向けの導入方法
- セルフレジをリースで導入する場合、月額2万円〜3万円前後が一般的な相場
- セルフレジをリースで導入する場合、基本的に補助金は利用できない
- リースのメリットは「初期費用を抑えられる」「最新機種を短期間で試せる」
- 一方で途中解約できない点は注意



リースやレンタル、購入の特徴を理解し、自店舗の規模・予算・運用方針に合った導入方法を選ぶことが、成功への近道です。
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